有料動画配信サービスのトップは「Amazonプライム・ビデオ」
テレビCMが増えてきた「有料動画配信サービス」
有料で動画を配信するサービスの、テレビCMが増えてきました。
スポーツ中継でも、これまで多かったCS放送などに代わり、有料動画配信サービスでのみ見られるコンテンツが増えてきています。
ここでは、インプレス総合研究所の「動画配信ビジネス調査報告書2018」のデータを基に、有料動画配信サービスについて紹介します。
「有料動画配信サービス」を、よく見る人は1割
そもそも、「有料動画配信サービス」を見ている人は、どれぐらいいるのでしょう。
2018年5月に、28,107人を対象に「よく視聴する映像・動画の種類」を聞いています。
一番多いのは、「リアルタイムのTV番組」でした。
これに、YouTubeなどの「動画共有サービス」、AbemaTVやTVerなどの「無料の動画配信サービス」が続きます。
「有料動画配信サービス」を、よく見るという人は13.1%でした。
これは、DVDやBlu-rayディスクを購入したり、レンタルしたりする人よりも少ない数字です。
「有料動画配信サービス」は、まだ限られた人だけが使っている段階と言えるでしょう。
視聴者は、若い男性が多い
「有料動画配信サービス」を見る人は、どんな年代なのでしょう。
年齢的には20代~30代が、男女比では男性のほうが多めです。
ただし、「50代男性」では14.5%と、平均より多い人が見ており、年齢が高い層にも広がりつつあります。
Amazonが独走状態
「有料動画配信サービス」は、会員登録を行ない、月々の会費を払うシステムが中心です。
各サービスによって、見られる番組が異なるので、どのサービスを選ぶかということが重要になります。
2018年5月の時点で、有料動画配信サービスを見ている1,042人を対象に、どのサービスに加入しているかを聞いています。
一番多いのは「Amazonプライム・ビデオ」で、他のサービスに大きな差をつけています。
2番めは「Hulu(フールー)」、3番目は「Netflix(ネットフリックス)」が続きます。
上位3社までは、海外系のサービスが占めています。
洋画や海外テレビドラマなど、コンテンツが豊富なことと、視聴できる機器が多いなどサービスが洗練されていることなどが理由でしょう。