正社員の半分以上が、自分の会社は「昭和的」だと感じている
[2018/7/25 00:00]
“昭和的働き方”についての調査
ビジネスチャットソフトのワークスモバイルジャパンが、「昭和的働き方についての意識調査」の結果を公開しています。
2018年6月に行なわれたインターネットアンケートには、20歳から59歳の正社員624人が回答しています。
自分の会社は「昭和的」
自分が勤める会社について、「昭和的な会社だと感じる」人が50%を超えています。
自分の会社が「イマドキな会社だと感じる」は20%以下に留まり、「どちらでもない」さえ下回っています。
拘束時間が長い会社は「昭和的」
では、どんな働き方が「昭和的」だと感じるのでしょうか。
一番多いのは「休暇が取りづらい」でした。
2番目は「働く時間が長い」、3番目は「残業が評価される」が続きます。
つまり、拘束時間が長くなるような会社や働き方が「昭和的」と認識されています。
「残業」「非効率」が欠点
「昭和的」な働き方の悪い点を聞いたところ、一番多い回答は「慢性的に残業がある」でした。
次いで「業務の進め方が非効率的」と「ITの利用/活用が進んでいない」が続きます。
IT化を含む業務効率化がなされず、残業が慢性的になっていることが、「昭和的」な働き方の悪い点と感じていることが分かります。
「年功序列」が長所!?
逆に「昭和的」な働き方の良い点を聞いたところ、一番多い回答は「年功序列で昇進、昇給できる」でした。
次いで「残業代が稼ぎやすい」と「社員同士の仲がいい」が続きます。
しかし、昭和的な働き方を「良い」と評価している人は、2割もいません。
「どちらでもない」としている人が半分以上で、3割の人ははっきりと「悪い」と回答しています。
平成も最後を迎えようとしている時期だけに、社員に「昭和的」と思われるような会社が評価されないのは当然かもしれません。