都心とその周辺の外国人人口マップ
[2018/8/12 00:00]
統計データを基にしてマップを作成
総務省統計局が、統計データの活用例として、外国人人口がひとめで分かるマップを、いくつか公開しています。
このマップは、政府が行なっているさまざまな統計のデータを組み合わせ、地域政策や商圏分析などに活用する例として公開されているものです。
都心周辺のマップ例
まず、外国人人口の多い都心を中心に、各地域の総人口に占める外国人の割合を示しています。
特別区(23区)で見ると、1位の新宿区が9.2%と最も高く、次に豊島区が7.7%で続きます。
港区、台東区、荒川区も、7%台に載っています。
23区以外では、埼玉県の蕨(わらび)市が「5.2%」と高くなっています。
一部の地域に集中する傾向がある
次に、日本の市区で、最も外国人人口が多く、外国人の割合が高い「新宿区」を対象にして、細かい町名単位で割合を見ています。
JR大久保駅からJR新大久保駅を結ぶ、大久保通り沿いの割合が高く30%を超えています。
同じ新宿区内でも、外国人人口の分布は均一ではなく、特定の地域に集中していることが分かります。
蕨駅と西川口駅の周辺の分布
また、埼玉県「蕨市」と、その隣の「川口市」周辺のマップも公開されています。
こちらは、外国人人口を、250m単位のメッシュに割り当てたものです。
やはり、分布は一様ではなく、芝園団地(芝園町)や蕨駅周辺、西川口駅周辺に集中していることが分かります。
地名のイメージだけではなく、実際に歩くことが大切
新宿区と蕨市の例から分かるように、同じ市区内であっても、ほんの数百メートル違うことで街の様子は大きく異なります。
住まいを探すときも、市区名や何々線沿線というマクロなイメージで語るのではなく、実際にその地区を歩いてみることの大切さが分かります。