外国人人口が多い県、多い街
[2018/7/13 00:00]
日本に住む外国人の人口移動
総務省が、「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」を公開しています。
この調査の特徴は、日本人と同じ詳しさで、日本に住む外国人の人口移動が把握されていることです。
ここでは、外国人住民の移動に絞って紹介します。
外国人人口は約250万人
調査の基準となっている2018年1月1日時点の外国人人口は「249万7,656人」でした。
これは前年に比べて「17万4,228人」増えており、増加率は7.50%でした。
全人口に占める、外国人人口の割合は「1.96%」です。
外国人人口が多いのは「東京都」
外国人人口を都道府県別に見ると、一番多いのが「東京都」で52万人です。
全国の外国人の5人に1人は東京都に住んでいます。
なお、東京都の外国人人口の割合は「3.82%」で、全国の47の都道府県で一番高い比率でした。
次が「愛知県」の23万人、「大阪府」の22万人でした。
3位まで、すべて大都市圏の中心地です。
日本人人口が多い都道府県ほど、外国人人口も多いことが分かります。
全都道府県の外国人人口
全都道府県の外国人人口は次の通りです。
- 東京都 521,502人
- 愛知県 235,320人
- 大阪府 225,269人
- 神奈川県 198,504人
- 埼玉県 164,182人
- 千葉県 143,351人
- 兵庫県 104,056人
- 静岡県 82,675人
- 福岡県 71,036人
- 茨城県 61,918人
- 京都府 56,951人
- 群馬県 53,508人
- 岐阜県 49,168人
- 広島県 48,316人
- 三重県 47,671人
- 栃木県 38,843人
- 長野県 32,965人
- 北海道 31,726人
- 滋賀県 26,547人
- 岡山県 25,594人
- 宮城県 20,099人
- 富山県 16,644人
- 新潟県 15,561人
- 沖縄県 15,414人
- 山口県 15,407人
- 山梨県 15,090人
- 石川県 13,603人
- 福井県 13,428人
- 熊本県 13,411人
- 福島県 12,784人
- 大分県 11,876人
- 奈良県 11,765人
- 愛媛県 11,591人
- 香川県 11,532人
- 長崎県 9,857人
- 鹿児島県 8,973人
- 島根県 7,689人
- 山形県 6,646人
- 岩手県 6,550人
- 和歌山県 6,326人
- 宮崎県 5,699人
- 佐賀県 5,666人
- 徳島県 5,558人
- 青森県 5,039人
- 鳥取県 4,329人
- 高知県 4,257人
- 秋田県 3,760人
増加率が大きい県
外国人人口は、46の都道府県で昨年よりも増えました。
昨年よりも減ったのは「長崎県」だけです。
昨年に比べて外国人の増加率が高いのは、「熊本県」「鹿児島県」「宮崎県」などの九州地区でした。以下、「島根県」「富山県」など人口が少ない県が続きます。
- 熊本県 16.64%
- 鹿児島県 15.22%
- 宮崎県 14.16%
- 島根県 13.42%
- 富山県 12.66%
- 北海道 12.55%
- 青森県 11.68%
- 沖縄県 11.19%
- 石川県 10.76%
人口が多い市区
県単位より小さい、「市区」の単位で、外国人人口を見てみましょう。
一番多いのは「大阪府大阪市」で13万人でした。
以下、首都圏や関西圏の大都市周辺が続きます。
10位以下では、東京特別区(23区)が多いのが目に付きます。
- 大阪府 大阪市 131,582人
- 神奈川県 横浜市 91,440人
- 愛知県 名古屋市 78,556人
- 兵庫県 神戸市 46,880人
- 京都府 京都市 44,282人
- 東京都 新宿区 42,428人
- 神奈川県 川崎市 38,811人
- 福岡県 福岡市 35,257人
- 東京都 江戸川区 33,457人
- 埼玉県 川口市 33,279人
- 東京都 足立区 29,726人
- 東京都 豊島区 29,010人
- 東京都 江東区 27,898人
- 東京都 板橋区 24,719人
- 千葉県 千葉市 24,635人
- 埼玉県 さいたま市 22,952人
- 東京都 大田区 22,860人
- 静岡県 浜松市 22,815人
- 東京都 北区 20,954人
- 東京都 葛飾区 20,730人