住宅全体の13.5%は「空き家」になっている
[2018/9/6 00:00]
空き家に関するデータを公開
総務省統計局が、「住宅・土地統計調査」のデータをもとに、空き家関係のデータを公開しています。
住宅の数は世帯数を上回っている
平成25年(2013年)の調査によれば、日本に存在する住宅の数を表す「総住宅数」は6,063万戸でした。
これは、5年前に比べて304万戸も増加しており、増加率は5.3%に達しています。
「総住宅数」は、75年前の調査開始時からずっと増加が続いています。
そして、1973年には全都道府県で「総住宅数」が「総世帯数」を上回りました。
つまり、一人暮らしの人を含めた世帯の数よりも、住宅のほうが多い状態が40年以上続いているのです。
それが、「空き家」ができる、根本的な原因となっているのです。
総住宅数の13.5%は「空き家」
2013年の「空き家数」は、820万戸でした。
総住宅数に占める空き家の割合を示す「空き家率」は13.5%に達しています。
「空き家数」と「空き家率」も上昇傾向が続いており、2013年は過去最高となりました。
次回の調査結果は来年4月
「住宅・土地統計調査」は5年ごとに行なわれる大規模な調査です。
次回の調査は2018年9月中旬からで、全国で抽出された約370万戸に調査票が送られます。
今回のレポートも、前回の調査データを改めて公開することで、調査への関心を高める狙いがあります。
空き家関係の調査項目も増えているので、2019年4月に公開予定の調査結果が待たれます。