東京都の高齢者人口が過去最高を更新。75歳以上の人口が大幅増
[2018/9/13 00:00]
高齢者の人口が過去最高に
東京都の高齢者人口が、過去最高を更新したことが分かりました。
これは、東京都が、住民基本台帳をもとに、65歳以上の日本人の高齢者の人口を推計したものです。
東京都の高齢者は307万人
2018年9月15日現在の、東京都内に住む高齢者は「307万8千人」でした。
これは、前年よりも2万6千人増えています。
高齢者を性別でみると、男性が「133万6千人」、女性が「174万2千人」で、女性の方が多くなっています。
その差は40万人もあり、高齢者全体の56%は女性が占めています。
75歳以上は人口増加が続く
高齢者の内訳を見ると、65歳から74歳までの「前期高齢者」は150万人で、前年より2万6千人減っています。
一方、75歳以上の「後期高齢者」は157万8千人で、前年よりも5万2千人も増えました。
75歳以上の人口が、65~74歳の人口を上回ったのは初めてです。
高齢化率は23区の方が低い
65歳以上の人口の割合を示す高齢化率は「23.3%」で、昨年から横ばいでした。
高齢化率を地域別に見ると「特別区(23区)」が22.4%、「市町村部」が25.3%で、特別区の方が低くなっています。
過去のデータを見ると、以前は特別区の方が高かったのですが、平成20年(2008年)を境にして、市町村部の方が高くなりました。
特別区は、就学や就職などによる若い人の転入が多いことや、マンションの増加で定住する現役世代が増えたことが影響していると思われます。