老後資金を毎月積み立てている人は7割以上。それでも残る不安
[2018/11/13 00:00]
お金に関するアンケート
投資運用会社のスパークス・アセット・マネジメントが、「夫婦のマネー事情と夫婦円満投資に関する調査」の結果を公開しています。
2018年10月に行なわれたインターネット調査には、全国の20歳以上の男女1,000人が回答しています。
ここでは、老後に備えるためのお金についての回答を紹介します。
7割以上の人が老後資金を準備している
老後に備えるための資金を、毎月確保できている人は「72%」もいます。
年代別に見ると、もっとも少ない「20代」でも65%が、老後資金を確保しています。
現在の20代は、すでに老後の生活を意識して、毎月積み立てていることが分かります。
毎月の平均は「2万9千円」
老後のために、毎月積み立てている金額は、平均で「29,229円」でした。
実際には「1~2万円」や「2~3万円」の人が多く、半分以上を占めています。
老後の備えに満足している人は1割未満
「老後の備えに満足していない」人が70%近くもいます。
「満足している」人は「7.3%」しかいません。
若い頃から、毎月きちんと老後にそなえて資金を確保していても、それで十分と考えている人は多くありません。
老後に対する不安感が強く、ちょっとやそっとの蓄積では不安が解消できないのでしょう。
預金残高は平均667万円
最後に、夫婦の預貯金の残高を年代別に見てみましょう。
預貯金の目的では老後だけではありませんが、資金の蓄積ができているかという参考になります。
全年代の平均は「667万円」でした。
年齢が高くなるほど残高が大きくなる傾向が強く、「20代」では199万円ですが、「60代以上」では1,390万円になります。
毎月の蓄積が有効で、年代が進むに連れて、老後などに備えるための資金が蓄積されている様子が分かります。