8割以上の人は「老後資金に不安がある」

[2018/10/17 00:00]

老後資金のアンケート

ソーシャルレンディング比較サービスのクラウドポートが、「老後資金に関するアンケート」の結果を公開しています。

このアンケートは、2018年にインターネットで行なわれ、20代から60歳以上の男女600人が回答しています。

なお、クラウドポートは「ソーシャルレンディング」と呼ばれる、インターネット上の投資について、投資案件を比較するためのサイトです。

8割以上の人が「老後資金に不安がある」

「老後資金に不安がある」人は85.7%でした。

回答者の8割以上が、自分の老後資金に対して不安を抱いています。

不安のない人は、ごく少ないことが分かります。

出典:データを基に編集部が作成

必要な資金は「3千万~5千万円」

「老後資金に必要な金額」という質問で、一番多い回答は「わからない/イメージできない」でした。

3割近い人は、老後に必要な資金についてイメージさえできていないことが分かります。

二番目に「3,000万円~5,000万円」、三番目に「1,000万円~3,000万円」が続いています。

このあたりの金額が、老後資金の一つの目安でしょう。

出典:データを基に編集部が作成

老後資金の準備ができている人は4割弱

「老後資金のために今準備していることがある」という人は、37.8%でした。

半分以上の人が、何も準備をしていないことになります。

出典:データを基に編集部が作成

老後資金の準備は「貯蓄」が中心

「老後資金の準備ができている」と答えた人に、「具体的に行なっている準備」を聞いています。

一番多いのは「貯蓄」で80%を超えます。

二番目は「年金」ですが、40%台に留まっています。

投資関係では「投資信託」や「株」などが支持を得ています。

出典:データを基に編集部が作成

老後の準備は「30代」か「40代」から

では、老後資金はいつから準備を始めて、いつまでに準備できれば良いのでしょうか。

「準備を始める年代」では、「30代」と「40代」が多く、この2つで50%を超えます。

「準備ができている年代」については、「60代」が約50%でした。

つまり、「30代」か「40代」から準備を始めて、「60代」には準備ができているようにしたいという意見が主流です。

この考えに従えば、老後の資金を準備する期間は、20年から30年あります。

例えば、月に3万円の積み立てができれば、20年で「720万円」、30年で「1,080万円」が貯まりますから、なんとかなりそうな準備期間と言えるでしょう。

出典:データを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]