50代から大きく変わる、女性が仕事を探す理由

[2019/1/23 00:00]

パート求人サイトでのアンケート

主婦に特化した求人サイト「しゅふJOBパート」が、仕事探しに関するアンケートの結果を公開しています。

このアンケートにはサイトの登録者である20~60代の女性1,212人が回答しています。

ここでは「働きたいと思う理由」について紹介します。

お金関係が上位を占める

求人サイトに登録している女性が働きたいと思う理由の上位は、次のとおりです。

  1. 自分で自由に使えるお金がほしい 38.8%
  2. 生活費のため 38.7%
  3. 子供の学費や将来の備え 35.8%
  4. 子供の成長に合わせて働き方を変えたい 33.5%
  5. 老後のための貯金 27.6%
  6. 社会と接点を持ちたい 25.5%

やはり、生活費や子供の学費など、お金に関する項目が多いようです。

その一方で、「社会と接点を持ちたい」という理由も、4人に1人の割合でいます。

40代までは子供のためが多い

女性が働きたいと思う理由は、年代によって大きく変化します。

ここからは、項目別に変化の様子を紹介します。

もっとも変化が大きいのは「子供」に関連する項目です。

このアンケートでは、「子供の学費や将来の備え」と「子供の成長に合わせて働き方を変えたい」
がそれにあたります。

いずれの項目も、20代から40代までが多く、50代になると減り始め、60代になるとゼロになります。

40代までは多くの人が子育てが目前の問題であり、50代になって、ようやく負担が軽くなることが分かります。

出典:データを基に編集部が作成

60代になると生活状況が厳しくなる

逆に、年令が高くなると増えてくる項目もあります。

このアンケートでは、「生活費のため」「社会と接点を持ちたい」「現在の仕事が会社都合で終了」などの項目が、それにあたります。

年令が高くなると、契約期限が切れたときに更新されないことが増え、新しい職探しも難しくなるのでしょう。

それによって、「生活費のため」を理由に挙げる人が増えるのでしょう。

出典:データを基に編集部が作成

特に生活費の問題は深刻で、60代になると、半分以上の人が挙げています。

一方、同じお金の問題である「自分で自由に使えるお金がほしい」は60代になると、大きく下がっています。

つまり、60代では「自分で自由に使えるお金がほしい」と言っている余裕が無くなり、「生活費のため」に働く人が増えていることが分かります。

出典:データを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]