「つみたてNISA(ニーサ)」の口座が100万を突破
2018年末で100万口座を突破
金融庁が、「つみたてNISA」の口座数が100万を超えたと発表しています。
つみたてNISAは1人1口座に限定されていますから、100万人以上が始めたことになります。
つみたてNISAの2018年12月末の時点の口座数は「103万7,169口座」でした。
一般NISAが「1,142万9,743口座」ですから、その1割弱というところです。
買い付け額は「927億円」
つみたてNISAによって毎月購入されている投資信託の「買付額」も増えており、「927億4,654万円」に達しています。
一般NISAの買付額は約15兆円と巨額なので遠い存在ですが、毎月増えていくことを考えれば、悪い成績ではありません。
20代から40代が使っている
つみたてNISAの特徴は、若いユーザーが多いことです。
年代別の割合を一般NISAと比較すると、つみたてNISAっは20代から40代のユーザーが多く、60代以上が多い一般NISAとは対照的です。
長期投資に向いている「つみたてNISA」
最後に「つみたてNISA」について、制度のおさらいをしておきましょう。
「つみたてNISA」は、長期に渡って投資を行なうときに利用できる非課税制度です。
次の条件の範囲内で、投資から得られる分配金や譲渡益が非課税になります。つまり、投資による利益に税金がかかりません。
- つみたてNISAの口座は1人1つ
- 1年間に40万円を上限として、毎月を基本に積み立てる
- 期間は最長で20年間
- 投資対象は、株式などへの投資信託
つまり、最長で20年を見込んで、少しずつ積み立て投資を行なうための制度です。
投資なので、元本の保証はありませんが、つみたてNISA用の投資信託には金融庁が制限をつけており、手数料が安く、比較的穏当な運用をするタイプの商品が揃えられています。
老後の生活資金などに向けて、長期の資産形成をしたいというときの候補に入れておきましょう。
つみたてNISAは、各種の金融機関で扱われています。
しかし、もともとが投資信託であることや、個人を対象にした制度であることから、個人向け商品を得意とするネット証券会社が活発に営業活動を行なっています。
キャンペーンなども行なわれていますので、まずは、ネット証券から検討してみましょう。