「イオンのお葬式」の「追加料金不要」が景品表示法に違反
[2019/4/16 00:00]
消費者庁は、「イオンのお葬式」のブランド名で葬儀の紹介などを行なっている「イオンライフ」に対し、景品表示法違反にあたるとして、措置命令を発しています。
イオンライフは、2018年に新聞などに掲載された広告において、「追加料金不要」と表示していました。
しかし、霊柩車の移動距離、遺体の安置期間、火葬場利用料金などによっては追加料金が発生していました。
このため、「追加料金不要」の表示は、取引条件について、実際のものよりも取引の相手方に著しく有利であると一般消費者に誤認される表示であるとされ、179万円の課徴金が課せられました。
イオンライフでは、『弊社は措置命令を受けたことを真摯に受け止め、改めて、お客さま視点で、お客さまにとって判りやすい表示をすることに努めて参りますので、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます』としています。
同様の問題は、ユニクエストが運営するオンライン葬儀サービス「小さなお葬式」でも発生しており、そちらも措置命令を受けています。