旅行サイトで検索された「日本の城」 ベスト10

[2019/5/4 00:00]

検索数による「日本の城」ランキング

旅行代理店の阪急交通社が、「城の名前の検索数ランキング」を公開しています。

このランキングは、阪急交通社の旅行サイトで、2018年4月1日~2019年3月31日に検索された数を基にしています。

下のランキング一覧の、お城の名前をクリックすると、その城の解説へジャンプします。記事内の写真と解説は、阪急交通社の提供です。

□「日本の城」検索数ランキング

1位:姫路城 (ひめじじょう)【兵庫県】

出典:阪急交通社

日本初の世界文化遺産であり、国宝や重要文化財にも指定されている姫路城が、前回調査に続き1位。シラサギが羽を広げたような優美な姿から、「白鷺城(しらさぎじょう)」という愛称でも呼ばれています。

城のある風景を楽しむだけでなく、地下1階、地上6階ある大天守の中に入って、展示物からお城の歴史を学んだり、お城の最上階からの眺めを楽しむことができたりと見どころが満載です。

日没後から午前0時まで毎日ライトアップされていますので、夜間に訪れるのもおすすめ。千姫が休息所としていた「化粧櫓」や、播州皿屋敷でお菊が投げ込まれたとされる「お菊井戸」など、天守閣以外にも注目スポットが多数あります。

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2位:竹田城 (たけだじょう)【兵庫県】

出典:阪急交通社

兵庫県朝来市(あさごし)の古城山(こじょうざん)山頂、標高約353.7mに竹田城(跡)はあります。約400年前に廃城し、石垣のみが現存しています。

竹田城の周辺に濃い霧が発生することがあり、雲海に浮かんでいるように見えるため「天空の城」と呼ばれ、近年人気が沸騰しています。

竹田駅付近にある「情報館 天空の城」前の広場では、ソフトクリームの周りを大きなわたあめで囲んだ「もふもふソフト」が土日祝限定で販売されています。雲海に見立てたふわふわのわたあめがフォトジェニックだと観光客に人気のようです。

最寄りの駐車場から20分ほど歩かなければなりませんので、歩きやすい靴(スニーカーや登山靴など)をはいて行きましょう。

なお、1月、2月は冬季閉山となります

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3位:松本城 (まつもとじょう)【長野県】

出典:阪急交通社

長野県松本市にある松本城。現存する12天守で最古である可能性が出てきたと最近話題になりました(これまで五層天守閣としては最古としていた)。

松本城の魅力は、白漆喰と黒漆塗の下見板で覆われた外観の美しさにあると言われていて、背景に広がる北アルプスも含めて一見の価値があります。

松本城に関する様々なクイズが出題される「国宝松本城クイズ」、江戸時代の姿を再現するVRが楽しめる「ストリートミュージアム」など、スマートフォン向けアプリも提供されています。

また、城内には兜や忍者の衣装を身に付けた「おもてなし隊」が。一緒に記念撮影ができます。

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4位:名古屋城 (なごやじょう)【愛知県】

出典:阪急交通社

徳川家康が天下統一のため最後に築いたと言われている名古屋城。名古屋駅から電車で約10分の場所に位置しています。

平成30年(2018年)6月から本丸御殿が全面公開され、3代将軍家光が名古屋城に宿泊する際に贅の限りを尽くして建てられたという「上洛殿(じょうらくでん)」も見学することができます。

また、名古屋城に隣接するエリアに城下町を再現した商業施設「金シャチ横丁」が新たにオープンし話題を呼んでいます。

2018年度の入場者数は220万人を突破。過去3番目に多い数字となっており、前回10位から4位へのランクアップもうなずけます。

なお、2022年12月まで、天守閣は木造復元工事のため中には入れません。

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5位:彦根城 (ひこねじょう)【滋賀県】

出典:阪急交通社

ひこにゃんでも有名な滋賀県彦根市にある彦根城が5位に入りました。

彦根城は戦のために築城されたとされているだけあり、天守では隠し部屋や狭間(弓矢や鉄砲で狙撃するための穴)を見ることができます。城内には、約400本の紅梅・白梅が植えられた梅林があり、例年3月中旬から下旬に花を咲かせます。

また、表御殿を復元した建物である彦根城博物館では、藩主の居間や茶室などを見学することができます。

「ひこにゃん」は、彦根城にほぼ毎日登場します。Facebookのアカウントなどで登場場所と時間を発表しているので確認してみましょう。

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6位:五稜郭(ごりょうかく)【北海道】

出典:阪急交通社

北海道函館市の中心地にある五稜郭は、江戸幕府の役所として幕末に造られた西洋式城郭です。

稜堡(りょうほ)と呼ばれる5つの角があり、星型の形をしています。堀の内側は約125,500平方メートル、実に東京ドーム約3倍の広さを誇ります。

貸しボートショップがあり、手漕ぎボートで堀をぐるりと一周することもできます。春になると約1600本のソメイヨシノが開花し、お花見と共にジンギスカンを堪能することも。

隣接する「五稜郭タワー」に登れば、その特徴的な星型を写真に収めることができます。

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7位:松江城 (まつえじょう)【島根県】

出典:阪急交通社

島根県松江市のシンボルともいえる松江城は、平成27年(2015年)に国宝に指定されて話題となりました。

現存する12天守閣のうちの一つであり、築城から400年以上が経過しています。

戦乱の時代に建てられ、附櫓(つけやぐら)や急こう配の階段など、敵の侵入に備えてさまざまな技巧が用いられた城内。そして最上階では、ぐるっと360度、松江の街並みを眺めることができます。
お堀を巡る遊覧船も出ていますので、水面から松江城を見上げて楽しむこともできます。

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8位:大阪城 (おおさかじょう)【大阪府】

出典:阪急交通社

2017年度まで3年間連続で入館者数が最多となり、その数は市の人口も超えたという大阪城。

再建、改修を経て、平成9年(1997年)に国の登録有形文化財に指定された人気観光スポットです。

8階建ての城内は博物館と展望台になっており、大阪城に関する展示やシアター、ミュージアムなど見どころ満載で、最上階には展望台があり、大阪の街並みを一望できます。

城内にはエレベーターが設置されているため、階段を上ることが難しい高齢者や車椅子の方も観覧可能です。

重要文化財の大阪城の櫓を2019年3月2日から2019年11月24日までの土日祝日限定で特別公開しています。

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9位:弘前城 (ひろさきじょう)【青森県】

出典:阪急交通社

青森県弘前市の弘前公園内に建つ城で、寛永4年(1627年)に落雷によって本丸御殿などが一度焼失してしまいましたが、文化7年(1810年)に再建されました。

園内には天守以外に辰巳櫓(たつみやぐら)、未申櫓(ひつじさるやぐら)、丑寅櫓(うしとらやぐら)があります。これは、天守から見た方角を12支で示したもので、それぞれ南東、南西、北東に位置しています。

弘前公園では4月20日~5月6日には弘前さくらまつり、8月1日~7日には弘前ねぷたまつりが開催されます。この時期に合わせて訪れてみるのもよいかもしれません。

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10位:犬山城 (いぬやまじょう)【愛知県】

出典:阪急交通社

小高い山の上に建てられた城、犬山城。1537年に織田信長の叔父、織田信康が築いたと言われます。

犬山城は年間入場者数が5年連続で記録更新となる人気ぶりで、2018年12月には初めて60万人を突破したそうです。

犬山城はもちろん、三光稲荷神社にあるピンクのハート型の絵馬、芳川屋の季節のフルーツパフェなど、周辺にインスタ映えする要素が多く、一時は低迷していたという入場者数がV字回復したと話題になっています。

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[シニアガイド編集部]