お墓を持っている人の4人に1人は「墓じまい」を考えている
[2019/5/28 00:00]
お墓に関するアンケート
調査会社の楽天インサイトが、「終活に関する調査」の結果を公開しています。
2019年4月にインターネットで行なわれた調査には、全国の20代から60代の男女1,000人が回答しています。
この記事では、「お墓」についての調査結果を紹介しましょう。
2人に1人はお墓を持っている
現在、お墓を持っているかどうかを聞いています。
「お墓を持っている」人は全体の50%でした。
「お墓を持っていない」人が10%、「わからない」が10%です。
持っているお墓は一般墓が多い
持っているお墓の種類を聞いています。
一番多いのは「一般墓」、つまり霊園の敷地内に墓石がある普通の形式です。
これに比べると、「永代供養墓」や「納骨堂」「共同墓」「自動搬送式納骨堂」などは多くありません。
「墓じまい」を考えている人は4人に1人
「墓じまい」とは、現在のお墓を撤去して、遺骨を他の墓地に移転したり、永代供養墓地に改葬することを指す言葉です。
お墓を持っている人のうち、「墓じまい」を考えている人は22%でした。
だいたい4人に1人ぐらいの割合で、墓じまいを考えていることになります。
「墓じまい」の理由は「子供に迷惑をかけたくない」
「墓じまい」の理由で一番多いのは、「子供に迷惑をかけたくない」でした。
また、「お墓が離れた場所にある」や「跡継ぎがなく管理する人がいなくなる」が続きます。
管理費は平均で「8,112円」
最後に、お墓にかかる経費を見てみましょう。
お墓を持っていると、1年毎に「管理費」などの名目で、一定の金額が掛かります。
今回のアンケートでは、管理費の平均金額は「8,112円」でした。
しかし、年間で1万円以上という人も22%もいます。
お墓を準備するときは、最初にかかるお金だけではなく、「管理費」の金額についても確認することをおすすめします。