「墓じまい」をした人の4割は、新しいお墓を建てている

[2018/7/29 00:00]

「墓じまい」経験者へのアンケート

墓石などの石材の業界団体「全国石製品協同組合」が、「墓じまい」についてのアンケート結果を公開しています。

2018年6月に行なわれたインターネットアンケートでは、墓じまいの経験者141人が回答しています。

墓じまいの理由は、継いでくれる人がいないから

「墓じまいをした理由」では、「お墓を継いでくれる継承者がいない」が、一番多く、6割を超えています。

二番目は「お墓が遠い」で、「お墓の維持費が高い」が続きます。

出典:データを基に編集部が作成

新しいお墓を建てる人が多い

「墓じまい」の後で、もとのお墓に入っていた遺骨はどのようにされているのでしょう。

意外なことに一番多いのは「新しいお墓を建てて納骨した」でした。全体の4割を超えています。

新しいお墓を建てず、既存の「納骨堂」や「永代供養墓」、そして「海洋散骨」や「樹木葬」などの新しい葬送方法を選ぶ人も、合計すると4割ぐらいでした。

墓じまいをした後は、「新しいお墓を建てる」人と「既存の施設や新しい葬送方法」を選ぶ人が半々ぐらいと思えば良いでしょう。

「墓じまい」という言葉だけ聞くと「お墓の処分」のように感じてしまいますが、実は「お墓の引っ越し」です。

もとのお墓に入っていたお骨を、どのように処遇するかを、忘れずに考えておきましょう。

出典:データを基に編集部が作成
[シニアガイド編集部]