2018年の1年間で、日本人は「44万人」も減少
[2019/6/10 00:00]
1年間で44万人が減少
厚生労働省は人口動態統計(概数)を発表しました。
2018年の日本人の「出生数」は「91万8,397人」でした。
一方、「死亡数」は「136万2,482人」です。
死亡数から出生数を引いた自然増減数は「44万4,085人」でした。
2018年の1年間で、日本人は44万人も減ったことになります。
出生数は戦後最小
2018年の出生数は「91万8,397人」で、これは前年よりも2万7千人減少しています。
過去をみても、1947年(昭和22年)以降で最小です。
人口千人当たりの出生数は「7.4」で、前年よりも低下しました。
計算上、1人の女性が一生の間に生むとしたときの子供の数である「合計特殊出生率」は「1.42」で、これも前年から下がりました。
死亡数は戦後最多
2018年の死亡数は「136万2,482人」で、前年よりも2万2千人増加しています。
こちらは、1947年以降で最多です。
人口千人当たりの死亡率は「11.0」で、前年よりも上昇しました。
人口減少の傾向
今回発表された人口統計の数字は「概数」で、最終的な確定数は12月に公開されます。
しかし、現在の段階でも「出生数」と「死亡数」については、戦後を通じてみても危機的な数値となっています。
2005年に、死亡数が出生数を超えて以来、人口減少の時期に入っていますが、2018年はその傾向がはっきりと表れた一年でした。