老後のお金が不安な50代は8割を超える
[2019/6/16 00:00]
50代に聞いた定年退職後の生活
高齢者の就労支援を行なう「マイスター60」が「定年退職後の仕事や生活についてのアンケート」結果を公開しています。
2019年3月に行なわれたインターネット調査には、50代男性会社員500名と、50代男性会社員を夫に持つ女性500名から回答を得ています。
8割以上が定年後のお金に不安を持っている
「定年退職した後の暮らしにおいて、金銭面に不安があるか」と聞いています。
「とても不安に感じる」と「どちらかというと不安を感じる」を合わせると、85.8%の人が不安を感じています。
退職後の家計を考えている人は半分
「退職後の家計をどれぐらい考えているか」と聞いています。
「しっかりと考えている」と「どちらかというと考えている」の合計は49.3%で、半分以下でした。
特に、「しっかりと考えている」は少なく、10%を切っています。
年金を把握している人は半分ちょっと
「自身と配偶者の年金について、いつどれだけもらえるか把握できているか」と聞いています。
「しっかりと把握している」人は10.3%しかいません。
「一部把握できている」と合わせると、かろうじて半分を超えます。
事実を知ることで不安が解消できる
アンケートの回答を見ると、老後の生活に不安を抱いている50代が、とても多いことが分かります。
その一方で、自分たちの年金については、支給開始時期や金額などをしっかりと把握している人は1割しかいません。
50歳を過ぎていれば、日本年金機構から誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」によって、かなり高い精度で自分の年金についての情報を得ることができます。
さらに「ねんきんネット」につなげば、詳細な情報が分かります。
自分たちの年金について、しっかりした情報があれば、たとえそれが少ない金額であっても、「では、どうすれば対策できるか」という次のステップへ進むことができます。
まずは、自分たちの年金について、情報を集めることから始めましょう。