「年収1,000万円台の50代前半男性」と、「年収300万円台の20代後半男性」の結婚しやすさは同じ

[2019/8/7 00:00]

6万人を超える会員データの統計

結婚相談所ネットワーク IBJ日本結婚相談所連盟が「2018年度 成婚白書」を公開しています。

これは、日本結婚相談所連盟の登録会員63,125人の2018年の動向をまとめたデータ集です。

この記事では、年齢による結婚しやすさを中心に紹介します。

結婚に至るのは30代中盤が多い

結婚するに至った成婚者は、どんな特徴を持っているのでしょうか。

最も頻度の高い値は、男性が「35歳」、女性が「34歳」でした。

男性の収入は「500~600万円」です。

男女で共通なのは、結婚相談所の在籍日数が180~210日、見合い回数は5~9回、見合い後の交際日数は90~120日です。

男性は40代前半、女性は30代後半までが結婚しやすい

結婚に至る成婚率を年代別に見てみましょう。

平均値を100%としてあるので、それよりも数字が大きければ結婚しやすく、小さければ結婚しにくいことにになります。

男性は「20代後半から40代前半」の期間は100%を超えており、結婚しやすい時期です。

女性は「20代前半から30代後半」が結婚しやすい時期です。

出典:データを基に編集部が作成

男性は、できるだけ若い女性を求める

男女の年齢差を見ると、どの世代でも、男性の方が年齢が高くなっています。

例えば、「30代後半の男性」が結婚した女性は、自分よりも3.9歳年下です。

一方、「30代後半の女性」が結婚した男性は、自分よりも4.3歳年上です。

男性は、自分の年齢が高くなるにつれて、結婚相手との年齢差が大きくなっていきます。

つまり、男性はできるだけ若い女性と結婚したいという気持ちが強いのです。

女性は、自分よりも4~5歳年上の人と結婚していますが、自分の年齢が高くなるにつれて、結婚相手との年齢差が小さくなっていきます。

出典:データを基に編集部が作成

年齢が高い男は、年収も高い必要がある

男性の年収別に見ると、年齢が高くなると、求められる年収も高くなる傾向があります。

例えば、「年収300万円台」でも、年齢が「20代後半」ならば成婚率は108%と平均よりも高くなっています。しかし、同じ年収の「50代前半」は、成婚率は21%まで下がります。

では、「50代前半」の男性は、いくら収入があれば、「20代後半」並に結婚できるのでしょうか。

調査結果を見ると、「年収300万円台の20代後半男性」と同じ「成婚のしやすさ」になるのは、年収が「1,000万円台」または「1,500万円台」が必要となります。

つまり、年齢が高い男性が結婚相手に選ばれるには、かなり高い年収が必要なのです。

出典:データを基に編集部が作成

男女とも早い時期からの行動が有利

結婚に至る条件は、男性は「年収」、女性は「年齢」が、重要な要素であることが分かりました。

ただし、男性の場合でも、同じ年収であれば、年齢が若い方が有利です。

つまり、結婚したい人は、男女とも、できるだけ早い時期から行動するべきなのです。

[シニアガイド編集部]