老後の不安は「お金」と「健康」。「医療費」に対して強い不安
[2019/9/11 00:00]
40代以上の男女6千人にアンケート
健康機器メーカーのオムロン ヘルスケアが「シニアの健康に関する意識調査」の結果を公開しています。
2019年8月に行なわれたインターネット調査には、40~79歳の男女6,184人が回答しています。
老後の不安は「お金」と「健康」
「老後の不安」という質問に、「不安がある」という人は8割を超えています。
不安の内容で、一番多いのは「お金」で半分以上の人が挙げています。
2番目から5番目までは、「認知症」「自分自身の介護」「寝たきり」「脳血管疾患や心疾患などの疾患」と、自分自身の健康に関する項目が並びます。
老後の老後の不安要素は「お金」と「自身の健康」の2つが主役のようです。
お金が足りずに不安なのは「医療費」
「お金について不安なこと」の1位は「医療費」でした。
次に多いのが「食費」です。
三番目に多いのは「老後に家計に不安はない」でした。
「医療費」に対する不安は大きくなりやすい
今回の調査では、急な病気やケガによる医療費についての不安が強いことが分かりました。
「医療費」については、テレビや週刊誌などの影響で、実際よりも大きな不安を持ちやすくなっています。
しかし、実際には医療費は、健康保険の高額療養費制度や、自己負担割合の低い後期高齢者医療制度などを利用すれば、かなり抑えることができます。
まず、自分の年齢や健康保険で利用できる制度を知り、それを補うための貯金や医療保険などを準備することで、少しでも不安を解消しましょう。