百歳以上の高齢者が7万人を突破。ほぼ9割が女性
[2019/9/16 00:00]
百歳以上の高齢者は7万人
厚労省が「百歳以上の高齢者の数」を公開しています。
2019年9月15日の時点で、百歳以上の高齢者は「71,238人」でした。
7万人を超えたのは初めてで、昨年に比べて1,453人増えています。
百歳以上の人口は、1963年には全国で153人でしたが、1981年に千人を超え、1998年に1万人を超えて増え続けています。
9割近くが女性
百歳以上の高齢者の男女比を見ると、男性が「8,463人」、女性が「62,775人」です。
女性の比率は「88.1%」なので、百歳以上の高齢者の、ほぼ9割は女性が占めています。
ただし、2019年9月時点での国内の最高齢者は、男性が112歳、女性が116歳ですから、男性でも長寿の方はおられます。
百歳以上の割合が高いのは「高知県」、低いのは「埼玉県」
百歳以上の高齢者が一番多い都道府県は「東京都」で「6,058人」です。
東京都はもともとの人口が多いので、百歳以上の高齢者数も多いのです。
逆に一番少ないのは「徳島県」の「537人」でした。
次に、他県と比べやすいように「人口10万人当たりの百歳以上の高齢者数」で見てみましょう。
上位の5県は、次の通りです。
- 高知県 101.42人
- 鹿児島県 100.87人
- 島根県 99.85人
- 鳥取県 97.50人
- 山梨県 88.74人
10万人当たりで100人ということは、千人に一人の割合です。
「高知県」と「鹿児島県」では、千人に一人以上が百歳を超えているのです。
今度は、下位の6県を見てみましょう。
- 埼玉県 33.74人
- 愛知県 37.15人
- 千葉県 39.68人
- 大阪府 41.39人
- 神奈川県 42.86人
- 東京都 43.84人
ごらんのように、首都圏と名古屋、大阪の大都市圏が並びます。
これらの地域は、他県からの人口流入が多いので、百歳以上の高齢者の比率が低くなるのです。
今年の敬老の日は9月16日
「敬老の日」は毎年9月の第3月曜日なので、2019年は9月16日が「敬老の日」となります。
身の回りの高齢者に、お祝いの言葉をかけてあげましょう。