月に5千円も収入が増える「年金生活者支援給付金」の締切が迫る

[2019/10/20 00:00]

12月の振込に間に合うには、今月中に手続きが必要

2019年10月に始まった「年金生活者支援給付金制度」の締切が迫っています。

「年金生活者支援給付金制度」の申し込みは、2019年10月18日が締切でしたが、10月末日までに手続きをすれば、12月中旬から振込が始まります。

日本年金機構から、「年金生活者支援給付金制度」の書類が届いている人は、すぐにハガキを返送してください。

ハガキを返送するだけで、月に5千円貰える

「年金生活者支援給付金制度」は、2019年10月に始まった制度です。

基礎年金を受けている人の生活を支援するために、新たな給付金が支給されます。

対象は、「老齢基礎年金」「障害基礎年金」「遺族基礎年金」を受け取っていている人です。

所得金額など一定の条件もありますが、あまり厳しいものではありません。

自分や家族が「基礎年金」を受け取っている人は、日本年金機構からの郵便物が来ていないか、再確認してください。

年金生活者支援給付金の金額は、所得の金額や年金の加入状況によって、多少の変動がありますが、月々5,000円が目安です。

自分の給付金の見込み額は、厚労省から郵送されたハガキに掲載されていますので、確認してください。

出典:日本年金機構

「年金生活者支援給付金制度」の手続は、郵送されてきたハガキに、「署名」「提出日」「電話番号」を記入して、返送するだけなので、難しくありません。

簡単な手続きで、最大で年に6万円も収入が増えるので、該当する人は、必ずハガキを返送してください。

出典:日本年金機構

もらい忘れのないように、すぐに返送を

厚労省によれば、9月27日までに発送した「年金生活者支援給付金」のハガキは約768万件でした。
そのうち、10月16日までに戻ってきたのは約688万件で、全体の9割でした。

つまり、まだ該当者の1割は手続を終えていません。

2019年10月分の給付金は、2019年12月中旬に、年金と一緒に振り込まれます。

厚労省では、手続のハガキを10月末までに返送すれば、12月の振込に間に合うので、すぐに手続をするように呼びかけています。

なお、10月末を過ぎた場合でも、年内に手続きを終えれば、10月分を受け取ることはできます。

できるだけ早く、ハガキを返送して、もらい忘れがないようにしてください。

[シニアガイド編集部]