現在感じている最大の不安は「高齢者ドライバーによる交通事故」
[2019/10/29 00:00]
現在の「不安」を探る調査
マーケティングリサーチ会社の日本リサーチセンターが、「現在の生活不安の実状」という調査結果を公開しています。
この調査は、人々がどんなことに対して「不安」を抱いているのかを調べたものです。
2019年8月に行なわれたインターネット調査には、全国の18~79歳の男女1,200人が回答しています。
1位は「高齢者ドライバーによる交通事故」
「不安に思っている」人が一番多かった項目は「高齢者ドライバーによる交通事故」でした。
「不安」と「やや不安」を合わせると、71.5%の人が不安に感じています。
二番目は「自然災害/異常気象」で、ここまでは70%を超えています。
三番目以降は、「年金問題」「自身の健康/体力」「凶悪事件」が60%台で続きます。
高齢者自身が不安に感じている
「不安」に思っている人の属性を見ると、男性よりも女性が、若い人よりも高齢者の方が不安が大きくなっています。
例えば、「高齢者ドライバーによる交通事故」は、全体では71.5%です。
男女別に見ると、男性は「65%」、女性は「78%」と10%以上の差があります。
年齢別に見ると、30代では「57%」ですが、70代では「84%」と20%以上の差があります。
高齢者にとっては、我が身に及びかねない事柄なので、大きな不安となっているのでしょう。
付録:不安を感じていることランキング
最後に、「不安を感じている事項」の1位から20位までのランキングを掲載します。
- 高齢者ドライバーによる交通事故 71.5%
- 自然災害/異常気象 70.1%
- 年金問題 65.3%
- 自身の健康/体力 64.1%
- 凶悪事件 63.5%
- 介護 62.5%
- 個人情報の漏洩 60.8%
- 消費税の増税 60.4%
- 自身の所得 60.3%
- 原発問題 53.3%
- 人口減少/過疎化 52.9%
- 核開発 52.7%
- 詐欺事件 51.7%
- 国際関係 51.6%
- 格差拡大 51.0%
- 外国人増加社会 47.3%
- 人手不足 45.9%
- 孤独死 45.7%
- 貿易戦争 44.3%
- 企業の不祥事 38.8%