最近1年間で不安を感じた事件は「台風などによる土砂災害」
不安についてのアンケート
セキュリティ会社のセコムが、「日本人の不安に関する意識調査」の結果を公開しています。
2019年10月に行なわれたインターネット調査には、全国の男女500人が回答しています。
今年一番の不安は「土砂災害」
「最近1年間で不安を感じた事件/事故」を聞いています。
1位は「台風や暴風/豪雨/ゲリラ豪雨などによる土砂災害」でした。
2位は「地震/津波による被害」、3位は「猛暑や熱中症や日射病」です。
この順位を見ると、自然災害や異常気象に不安を感じた人が多いことが分かります。
4位には、人為的なトラブルである「交通トラブル(逆走、あおり運転など)による被害」が入っています。
生活に不安を感じている人が7割以上
最近の生活で、不安を感じている人は、74%でした。
不安を感じている人が70%を超えるのは8年連続で、その割合は変化していません。
多くの人は、なにかの不安を抱えながら生きているということなのでしょう。
最大の不安は「老後の生活や年金」
「最も不安を感じていること」の1位は「老後の生活や年金」でした。
2位が「健康」で、3位に「台風/豪雨/洪水」が入っています。
「台風/豪雨/洪水」と回答した人は増えていて、昨年の7位から3位に上がっています。
風水害への対策はハザードマップのチェックから
今回の調査では、「最近1年間で不安を感じた事件/事故」でも、「最も不安を感じていること」でも、風水害が上位に入っています。
これは、2019年に日本を襲った「台風15号」と「台風19号」のニュースが影響しているのでしょう。
自然災害に対する不安を減らすためには、自分が住んでいる土地の特性を知ることが大切です。
まず、国交省が用意している「ハザードマップポータルサイト」で、自分の住んでいる場所を検索して、どんな災害のリスクがあるのか確認しておきましょう。
その上で、水や食料の備蓄を用意するなど、自分の状況に応じた災害対策を始めましょう。