この春に引越しをする人の4割が、新型コロナウイルスの影響を感じている

[2020/4/3 00:00]

新型コロナウイルスの「引越し」への影響

新型コロナウイルスの影響は、生活全般に及んでいます。

進学や転勤が多い年度替わりの時期だけに、「引越し」も例外ではありません。

引越しのシェアリングサービスを展開するGLIDE(グライド)が「新型コロナウイルスによる引越しへの影響に関する調査」の結果を公開しています。

2020年3月に行なわれたインターネット調査には、この春に引越しをする男女400人が回答しています。

約4割が影響を感じている

「新型コロナウイルスによる引越しへの影響の有無」を聞いています。

「影響があった」と「少し影響があった」を合わせると、約4割の人が新型コロナウイルスの影響を感じています。

出典:GLIDEのデータをもとに編集部が作成

引越し時期を変えた人が多い

次に「コロナウイルスによる影響の内容」を聞いています。

一番多いのは、「引越し時期を延期した」でした。全体の4割近い人が引越しを遅らせています。

逆に「引越し時期を早めた」人も2割ほどいます。

新型コロナウイルスは、引越しの時期に大きく影響しています。

また、「物件の内見に行く件数を減らした/内見に行くのをやめた」や「対面しないで、電話やメールで見積もりを出してもらった」人も多く、人との接触を避けていることが分かります。

出典:GLIDEのデータをもとに編集部が作成

「マスクが無くて物件の下見ができない」例も

コロナウイルスによる影響のエピソードを聞いています。

  • 人事異動が4月の予定から5月に変わった。(東京都女性:26歳)
  • 不動産屋さんに例年よりも賃貸物件の件数が少ないと言われた。(神奈川県男性:19歳)
  • コロナにかかるのが怖いので内見を少なくした。(大阪府女性:22歳)
  • 内見や、不動産屋も、換気があんまりできていないので、ほぼインターネットなどで探した。(東京都女性:19歳)
  • オーナーから部屋の下見の条件に、マスクの着用を要求されたが、マスクが手に入らなかったから、下見ができなくてその物件を諦めた。(埼玉県男性:38歳)

中には極端な例もありますが、特に引越し先の物件を探す段階で、新型コロナウイルスの影響が大きいことが分かります。

[シニアガイド編集部]