新型コロナウイルス対策をしている人は75%。「マスク」と「手洗い」が基本
[2020/3/26 00:00]
新型コロナウイルスの影響を聞くアンケート
調査会社のゼネラルリサーチが、「新型コロナウイルスに関する意識調査」の結果を公開しています。
2020年3月に行なわれたインターネット調査には、全国の10代~60代の男女1,083人が回答しています。
対策をしている人は4人のうち3人
「新型コロナウイルスの対策をしている」人は、回答者全体の75%でした。
4人のうち3人は、なんらかの対策を行なっています。
「マスク」と「手洗い」が対策の基本
新型コロナウイルスへの対策を行なっている人に「どのような対策をしているか」を聞いています。
新型コロナウイルス対策の基本とされる、「マスクの着用」と「手洗い、うがいの徹底」を挙げる人が多く、両方とも80%を超えています。
三番目には、「人込みを避ける」が挙がっています。
しかし、「自分が行なっている対策が完璧だと思いますか」という質問には、「いいえ」と答えている人が多く、自分の行なっている対策に自信がないことが分かります。
できるだけのことはしていても、本当にそれだけで十分なのか、自信が持てないのでしょう。
感染や経済状態に対する不安感が強くなっている
最後に、「新型コロナウイルスに関連して、現在の生活で変化のあったこと」を聞いています。
回答者の半分は、「特に変化はない」としています。
しかし、10%以上の人が、「イベント等の延期や自粛で休業が続く」「休校による自宅待機」を挙げており、生活に影響が出ていることが分かります。
また、生活の変化については、次のようなコメントも寄せられています。
- 自粛ムードで暗い気分になる(40代男性)
- さほど影響は受けていないが、いつどこで感染するかわからないため出掛けられない(40代女性)
- 子供が自宅待機のため、妻のパートができなくなり収入減になった(50代男性)
- 収入が減ることがほぼ確定的で支出を引き締める必要がある(50代男性)
これらのコメントを読むと、休業や休校の直接的な影響とともに、感染や経済状態に対する不安が強くなっていることが感じられます。
マスクや手洗いのような日常的な対策とともに、経済的な変化に向けても、少しずつでも準備を始めておくべきでしょう。