家にいることを呼びかける「東北・新潟緊急共同宣言」と「関西・GWも外出しない宣言」

GWに出かけないように呼びかける「宣言」

大型連休が近づいてきたこともあり、帰省を含む旅行をしないようにとの呼びかけが各地から行なわれています。

新型コロナウイルスに対する対策で重要なのは、人との接触をできるだけ避けることです。

そのために、例年ならば多数の人が旅行する大型連休を前にして、県外から人が来ることを避けたい、または県外に人が移動することを避けたい、という意識が高まっています。

それが、「宣言」という形になって、続々と登場しているのです。

ここでは、東北+新潟と関西の2つの宣言について紹介します。

帰省しないでと呼びかける「東北・新潟緊急共同宣言」

東北6県と新潟県などが共同で、「東北・新潟緊急共同宣言」を行ないました。

これは、「緊急事態宣言が出ている5月6日までは、東北および新潟県に帰ってこないでほしい」という呼びかけです。

「心をひとつに故郷を守ろう」という副題からも分かるように、都会から帰って来た人から、新型コロナウイルスの感染が広がることを防ぐのが目的です。

越境パチンコを警告する「関西・GWも外出しない宣言」

また、関西圏の自治体によって構成されている「関西広域連合」では、GW中に家にいることを呼びかける「関西・GWも外出しない宣言」を出しています。

この宣言の特徴は「特に、パチンコ等の利用などでの移動は厳に慎もう!」と、パチンコに行かないように明記されていることです。

関西圏では、大阪府がパチンコ店の自粛を呼びかけているのに対し、周辺の県では通常営業だったため、自動車で県境を越えてパチンコに行く人が多いとされています。

しかし、周辺の県も4月25日からパチンコ店の営業自粛が始まり、風向きが変わることが期待されています。

関西・GWも外出しない宣言

・新緑の季節になりますが、生活維持に必要な場合を除き、5月6日までは、とにかく家に居よう!
・ゴールデンウイークは、帰省や観光地、海、山、ゴルフ、釣り、キャンプ、バーベキューなど、府県を越えた移動はやめよう! 特に、パチンコ等の利用などでの移動は厳に慎もう!
・SNSで人とつながるなど､みんなで工夫して、連休は家で楽しく過ごそう!

出典：関西広域連合

「今はこないで」の動きが広まる

ここで紹介した2つの宣言以外にも、地方自治体や観光協会から、「今はこないでほしい」という呼びかけが多数行なわれています。

今年の大型連休は、人との接触を避けて、自宅で過ごしてください。