コロナ対策で、人との接触を8割減らすための「10のポイント」

[2020/4/23 00:00]
出典:厚労省

人との接触を減らすことが最大の対策

政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が「人との接触を8割減らす、10のポイント」を公開しています。

これは、新型コロナウイルス対策として呼びかけられている、「人と人との接触を8割減らす」という目標を実現するために、具体的な行動のポイントを紹介したものです。

専門家会議では、人と人との接触を減らすことを重要なコロナウイルス対策としており、これまでも行動の変化を求めてきました。

今回は、より具体的なポイントを示すことで、人との接触を減らすことを目指しています。

10のポイント

  • ビデオ通話でオンライン帰省
  • スーパーは1人、または少人数ですいている時間に
  • ジョギングは少人数で。公園はすいた時間、場所を選ぶ
  • 待てる買い物は通販で
  • 飲み会はオンラインで
  • 診療は遠隔診療。定期受信は間隔を調整
  • 筋トレやヨガは自宅で動画を活用
  • 飲食は持ち帰り、宅配も
  • 仕事は在宅勤務。通勤は医療・インフラ・物流など社会機能維持のために
  • 会話はマスクをつけて
出典:厚労省

GWは旅行や帰省の自粛を

専門家会議では、10のポイント以外にも、これまで通り、2つの呼びかけも引き続き行なっています。

  • 「密閉空間」「密集場所」「密接場面」の3つの密を避けましょう
  • 手洗い・咳エチケット・換気や健康管理も重要

また、5月の大型連休に向けて、帰省を含む旅行を自粛するよう呼びかけています。


 ゴールデンウィークにおいては、伝播が地理的に拡大している状況を鑑み、都道府県境をまたぐか否かに関わらず、人混みに出掛けて自らを接触のリスクに曝してしまう機会を厳に慎むことを求めたい。

 3月の三連休において、感染が拡大したと考えられることを踏まえ、不要不急の旅行、観光による感染拡大を防ぐため、市民・宿泊事業者がともに協力して取り組むことが必要である。

 流行の制御のために、各人が自宅で過ごし、食料品の買い物等のみを、空いている時間帯に一人あるいは必要最小限の家族等のみで出掛ける、という状況を達成するのにご協力いただきたい。

 特に、帰省などは、遠距離の人の移動と重症化するリスクの高い高齢者との接触が重なることから、重点的にメッセージを発出すべきである。

状況によっては5月6日で終わらなくなってしまう

現時点では、緊急事態宣言の期限は「2020年5月6日」までとなっています。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、感染者や死者が減らない場合は、緊急事態宣言が延長される可能性があります。

予定通りに緊急事態宣言が解除され、日常生活と経済活動が再開できるように、いまは人との接触や旅行を避けてください。

[シニアガイド編集部]