10万円を給付する「特別定額給付金」の申し込みを市川市が先行開始
「市川市」が先行して受付を始める
新型コロナウイルス対策の一環として、全国民に一律10万円を給付する「特別定額給付金」の受付が一部の自治体で始まりました。
「特別定額給付金」は、市区町村単位で交付されるため、受付開始や交付の日取りも、市区町村ごとに異なります。
27日現在で、受付の開始が確認されているのは「千葉県市川市」です。
申請書類をPDFでも配布
「特別定額給付金」の申し込み手続きの、本来の流れは次の2通りです。
- 市区町村が住民基本台帳情報をもとに印刷した申請書を郵送 → 必要事項を記入して返送 → 給付
- 市区町村が住民基本台帳情報をもとに印刷した申請書を郵送 →マイナンバーカードを利用して申請→給付
しかし、市川市では、特別措置としてWebページで申請書の様式をPDF形式のファイルでダウンロードできるようにしています。
PDFファイルをダウンロードして、両面印刷する手段があれば、郵送される前に用紙を手に入れることができます。
ただし、身分確認書類のコピーを貼る必要があるので、申請は郵送のみでWebではできません。
また、感染予防のために、書類を窓口に持っていっても受け付けてくれません。
流れとしては次のようになります。
- PDFファイルをダウンロード→必要事項を記入して窓口へ郵送→給付
したがって、PDFファイルを利用しても、振込が少し早くなるだけです。
市川市でも「生活に困っている人が一日でも早く申請するための特別措置」としており、「一刻も早く特別定額給付金を必要とされる方のみ申請されるようお願いします」としています。
そして「プリンターがない、印刷がうまくできない、よくわからない場合は、自宅に送付される申請書類をお待ちください」と、5月中旬以降に郵送される書類を待つことを勧めています。
なお、特別定額給付金が銀行口座に振り込まれるのは「5月中旬から下旬の給付を目指しています」としています。
申し込みをすれば、すぐに振り込まれるわけではありませんので、注意してください。
配偶者からのDVで避難している人は、すぐに行動を
市川市のホームページでは、「給付金を装った詐欺への注意」と「配偶者からの暴力を理由に避難している方への支援策」も記載されています。
特に後者は、必要な書類の申し込み期日が、4月30日です。
特別定額給付金の申請書とは、締切日が違いますから、すぐに問い合わせや申込みをしてください。