新型コロナで宿泊療養になったときに気をつけるべき13の症状
[2020/4/30 00:00]
留意すべき13の症状
厚労省が、新型コロナウイルスの感染者が、宿泊先や自宅で療養する際に留意すべき「緊急性の高い症状」を公開しています。
これは、新型コロナウイルスの軽症患者が、自治体が借り上げたホテルや自宅など過ごす際に、自分や家族が注意すべきポイントを挙げたものです。
『緊急性が高い』とされているのは、「表情・外見」「息苦しさ」「意識障害」の3つの分野の13の症状です。
本来は療養中の軽症者向けの内容ですが、新型コロナウイルスへの感染が疑われる際のセルフチェックにも使えます。
緊急性の高い13の症状の一覧
表情・外見
- 顔色が明らかに悪い※
- 唇が紫色になっている
- いつもと違う、様子がおかしい※
息苦しさなど
- 息が荒くなった(呼吸数が多くなった)
- 急に息苦しくなった
- 生活をしていて少し動くと息苦しい
- 胸の痛みがある
- 横になれない。座らないと息ができない
- 肩で息をしている
- 突然(2時間以内を目安)ゼーゼーしはじめた
意識障害など
- ぼんやりしている(反応が弱い)※
- もうろうとしている(返事がない)※
- 脈がとぶ、脈のリズムが乱れる感じがする
注:※は家族などの第三者が確認した場合
「新型コロナウイルス」が疑われる時の病院への行き方
最後に、「新型コロナウイルス」が疑われる場合に、病院を受診する手続きを紹介しましょう。
「新型コロナウイルス」が疑われる場合は、一般の外来窓口ではなく、専用の外来窓口を利用します。
これは、病院のスタッフや、他の外来患者への感染を防ぐためです。
受診の目安となる症状は次のいずれかです。
- 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
2つの条件のどちらかに該当していればよく、両方が揃っている必要はありません。
高熱が続く場合に受診する目安は「4日」ですが、高齢者や、糖尿病などの基礎疾患を患っている場合は「2日」を目安にします。
また、「強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある」場合は、4日待つ必要はありません。すぐに行動してください。
専用外来窓口の一覧は、こちらにあります。
電話窓口は混み合っている場合もあります。
明確な自覚症状があるときは、ガマンせずに頻繁に掛け直してください。