新型コロナ対策に節目。国は県境を越える移動を、都はライブハウスの営業を解禁

[2020/6/19 11:18]

「都道府県をまたぐ移動」を解禁

政府は、これまで自粛を要請していた「都道府県をまたぐ移動」を6月19日から解禁しました。

県境を越える移動の自粛は、新型コロナウイルスの感染予防のために、強く要請されていました。

安倍総理大臣は18日の記者会見で、次のように述べています。

「都道府県をまたぐ移動も全て自由となります。各地への観光旅行にも、人との間隔をとることに留意しながら、出掛けていただきたいと考えています。プロ野球も、明日、開幕します。Jリーグも、リモートマッチに向けた準備が進んでいます。コンサートなどのイベントも、1,000人規模で開催していただくことが可能となります」

これによって、これで国民に要請されていた行動の自粛は、ほとんど緩和されます。

特に、首都圏や北海道への移動が可能になることで、出張や国内旅行の需要が回復すると予想されます。

都は「ライブハウス」を解禁

また、東京都は、「接待を伴う飲食店」や「ライブハウス」に対する休業要請を18日で終了しました。

「接待を伴う飲食店」や「ライブハウス」は、新型コロナウイルスに感染しやすいため、他の業種によりも休業要請の終了が遅れていました。

出典:東京都

個人の行動制限が終了

今回の措置により、国や都が、新型コロナウイルスの感染予防のために行なっていた行動の自粛や休業要請は、ほぼ解除されました。

まだ、大型のイベントや、観客を入れたスポーツ興業の開催は制限されていますが、個人の行動については、ほぼ自由になったといえます。

しかし、新型コロナウイルス感染症が無くなったわけではありません。

ワクチンや特効薬がない現状では、いつ流行が再燃しても不思議ではない状況です。

「マスクの着用」「手洗いの励行」「3密を避ける」という基本的な生活態度を維持して、新型コロナウイルスへの感染を予防に努めてください。

[シニアガイド編集部]