東京都の新型コロナ陽性者が、緊急事態宣言中も含めて過去最多を更新
[2020/7/17 03:25]
都内の感染拡大が止まらない
東京都は、7月16日の新型コロナウイルス感染症の陽性者が「286人」に達したと発表しました。
「286人」という数字は、緊急事態宣言の期間中も含めて過去最多です。
すでに「感染が拡大していると思われる」
都内の陽性者は、7月2日に100人を越えて以来、増加傾向が続いています。
陽性者を見つけるためのPCR検査の検査数は、現在は1日4,000件を越えており、緊急事態宣言が出ていた4月の2倍以上に増えています。
そのため、4月の陽性者数と現在の数字を、そのまま比較することはできません。
しかし、陽性者のうち、感染経路が分からない人の割合なども増えており、流行を警戒すべき水準にあることは間違いありません。
東京都は、4段階ある感染状況について、一番厳しい「感染が拡大していると思われる」と判断しています。
慎重な行動を呼びかけ
都民に向けては、次のような行動を呼びかけています。
- 夜の街、夜の繁華街では、十分な感染防止対策をしていないお店の利用は避けましょう!
- 会食や飲み会では大声での会話は避けて!
- 重症化リスクの高い、ご高齢の方などは外出の際には特に注意!
- 都外への不要不急の外出はできるだけ控えて!
- 接触感染アプリの活用を!
- 改めて「新しい」日常の徹底を!
すでに、飲食店や劇場で感染した人から、その家族へと感染が拡大している傾向が見られます。
自分自身のためだけではなく、家族の健康を守るためにも、慎重な行動を心がけてください。