これだけで感染症対策が分かる「介護現場における感染対策の手引き」を無償公開
介護向けの感染予防資料を無償公開
厚労省が、「介護現場における感染対策の手引き」を公開しています。
抵抗力の弱い高齢者を対象とする介護の現場では、感染症対策が欠かせません。
とくに新型コロナウイルス感染症の流行によって、その重要さが増しています。
この「手引き」は、感染症対策の計画立案を行なう施設の管理者などを対象にした、充実した内容のPDFファイルです。
また、この「手引き」の重要な部分をまとめた「マニュアル」と「リーフレット」も公開されました。
充実した内容の「手引き」
「介護現場における感染対策の手引き」は、基本的な予防手段から、代表的な感染症の知識まで網羅した内容です。
つまり、これ一冊で感染症対策の基本が分かる内容です。
感染症対策を整備する立場である介護施設の管理者は、手元に置いておくべきでしょう。
形式はPDFファイルで、表紙を含めて171ページあります。
エッセンスを抜き出した「マニュアル」
「手引き」は、感染症対策を網羅しているので、現場の職員には、やや重い内容です。
そのため、現場に応じた重要な要素を抜き出した「介護職員のための感染対策マニュアル」も用意されています。
「マニュアル」は、介護の形態に合わせて、「施設系」「通所系」「訪問系」の3種類が用意されています。
それぞれ、介護施設、デイケア、ホームヘルパーの現場に合わせて、内容が調整されています。
マニュアルは、表紙も含めて20ページで、図や写真を多く取り入れた分かりやすい内容です。
現場での講習やミーティングの資料として最適でしょう。
掲示にも使える「リーフレット」
さらに、「手洗い」や「マスクの着脱」「感染防護具の外し方」など、感染症対策の基本動作を写真で紹介した「感染対策普及リーフレット」も用意されています。
基本動作が1ページにまとめられているので、A4やA3の用紙に印刷して、作業現場の壁に貼っておくと良いでしょう。
表紙を含めて8ページとコンパクトなので、介護の担当者だけではなく、家族の自宅介護をしている人にも役に立つでしょう。