北海道で新型コロナウイルス再流行。「すすきの」で営業時間の短縮を要請
[2020/11/9 06:45]
3週間の「集中対策期間」を開始
北海道は、新型コロナウイルス感染症の陽性者数が増えたことなどを受けて、2020年11月7日に「警戒ステージ」を5段階の「3」へと引き上げました。
北海道内の新型コロナウイルスの陽性者は、10月下旬から増え始め、11月5日には「119人」と初めて100人を超えました。
11月7日には「187人」に達しており、新型コロナウイルス感染症の流行が明らかとなっています。
これに伴い、11月7日から27日の3週間を「集中対策期間」とし、一部地域の飲食店の営業時間の短縮を含む対策を公開しました。
新型コロナウイルスに関連した、飲食店などの営業自粛要請は、8月から9月にかけて東京都や沖縄県で行なわれて以来となります。
夜10時以降はお酒を提供しない体制
今回の「集中対策期間」では、道民に「飲酒を伴う場面などにおける感染リスクを回避する行動の徹底」を呼びかけています。
また、札幌市中央区のすすきの地区に絞って、営業に関する要請を行ないます。
営業時間の短縮を要請しているのは、次の2つです。
- 接待を伴う飲食店(キャバレー、ホストクラブ)
- 酒類提供を行なう飲食店(バー、ナイトクラブ)
そして、次の店舗では、お酒を提供する時間の短縮を要請します。
- 酒類提供を行なうカラオケ店
- 酒類提供を行なう料理店、食堂など(居酒屋、ラーメン店)
これによって、「夜10時から翌日の午前5時までは、お酒を提供する店が無い」状態を目指します。
東京も陽性者が増加中
新型コロナウイルス感染症の陽性者数が増加しているのは北海道だけではありません。
東京都も、10月下旬から陽性者数が増えており、1日に200人を超えることが多くなっています。
飲食店の営業時間短縮は、他人事ではありません。
「3密を避ける」「マスク」「手洗い」など基本的な対策を守って、新型コロナウイルスの感染予防に努めてください。