「家族でSTAY HOME」、東京都が静かな年末年始を呼びかけ
[2020/12/23 00:00]
今年の年末年始は「特別」
東京都は、新型コロナウイルスの流行を受けて、「年末年始 コロナ特別警報」を発令しています。
小池百合子知事は、年末年始に向けて、新型コロナの感染拡大を防ぐために、「家族でSTAY HOME」をキーワードに、年末年始は命を最優先して静かに過ごすことを呼びかけています。
具体的には、「忘年会」や「新年会」「帰省」などを避け、家族などの「いつもの小さなグループ」で過ごすことを勧めています。
小池知事は、次のように都民に呼びかけています。
この年末年始ですが、特別です。年末年始の過ごし方、これによって新しい1年が決まる、そう言っても過言ではありません。
「コロナ自粛にはもう疲れたよ」と言っている場合ではありません。(中略)
あの静かなお正月があったからこそ、あの静かな年末年始があったからこそ、2021年穏やかに過ごすことができた、そう思えるような年末年始にしてまいりましょう。
みんなで心を一つに、この難局を乗り越えてまいりましょう。よろしくお願いいたします。
人出を抑えるためにイベントを自粛
東京都では、年末年始の混雑対策として、次のような施策も行ないます。
- 大晦日(おおみそか)の終夜運転の中止の呼びかけ→各社が対応済み
- 20時以降のイルミネーションの点灯停止を要請
- 上野動物園など都立の施設の休館を1月11日まで延長
- 年末年始の都庁展望台の閉鎖
都庁の展望台は、例年、元旦の「初日の出」の名所として知られていますが、今年は閉鎖となります。
「初日の出」については、オンラインで中継される予定です。
また、都民が「発熱」など、新型コロナウイルスの感染を疑う状況になったときの相談窓口である「発熱相談センター」は、電話回線を強化して対応します。
かかりつけの医者が休業中などの場合は、こちらの窓口に相談してください。