2020年の自殺者は「20,919人」。10年ぶりに増加

[2021/1/24 00:00]

前年より750人も増加

警察庁が、2020年の自殺者数の速報を公開しました。

2020年の自殺者は「20,919人」で、2019年の確定値である「20,169人」を、750人も上回りました。

2019年までは、10年連続で自殺者が減少していましたが、2020年は底を打って増加に転じました。

女性の自殺者が増えている

2020年の自殺者を性別に見ると、男性が「13,943人」、女性が「6,976人」でした。

自殺者全体に占める割合は、男性が66%、女性が33%です。

2019年の女性の割合は30%でしたから、2020年は女性が3%増えています。

出典:警察庁のデータをもとに編集部が作成

自殺者が多い都道府県

自殺者が一番多い都道府県は、「東京都」で「2,237人」でした。

ほかにも5つの府県が、1,000人を超えています。

いずれも、都市か、その周辺の人口が多い都道府県です。

各都道府県を平等に比較できる「人口10万人当たりの自殺者数」は、3月頃に「確定値」とともに公開される見込みです。

自殺者数が多い都道府県

  • 東京都 2,237人
  • 大阪府 1,379人
  • 神奈川県 1,245人
  • 埼玉県 1,181人
  • 愛知県 1,173人
  • 千葉県 1,023人
[シニアガイド編集部]