今春は9割以上の会社が、お花見や歓送迎会を開催しない
[2021/2/19 00:00]
1万社以上へのアンケート
東京商工リサーチが、「歓送迎会・お花見に関するアンケート」の結果を公開しています。
これは、今年の春に、会社単位の歓迎会、送迎会や、お花見を開催するかどうかを調べたものです。
2021年2月に行なわれたインターネット調査には、全国の1万1,119社が回答しています。
ほとんどの企業が春の行事を断念
今回のアンケートでは、「歓送迎会やお花見を開催しない」という企業が「97.6%」を占めています
逆に言えば、「歓送迎会やお花見を開催する」企業は、「2.4%」しかありませんでした。
つまり、ほとんどの企業が、年末年始に続いて、春も社内行事の開催を断念しています。
それだけ、新型コロナウイルスの現状を厳しいものと認識しているのです。
なお、昨年は「歓送迎会やお花見を開催しない」企業は「94.2%」でした。
今年は、それよりも3%以上増えており、昨年よりも、さらに厳しい状況であることがわかります。
企業の大小や地域を問わない流れ
「歓送迎会やお花見を開催しない」という流れは、企業の規模を問いません。
資本金1億円以下の中小企業では「97.5%」、それ以上の大企業では「98.6%」で、ほとんど差がありません。
また、都道府県別でみても、一番低い「秋田県」と「宮崎県」でも、93.18%が「歓送迎会やお花見を開催しない」としています。
そして「徳島県」では、アンケートに回答した45の企業のすべてが「歓送迎会やお花見を開催しない」と答えています。
「歓送迎会やお花見を開催しない」という流れは、企業の規模や地域による差がほとんどなく、全国共通の流れとなっています。