1カ月で1万人以上減った「東京都の人口」。23区すべてで減少
[2021/4/2 00:00]
1カ月で1万人以上減る
東京都の人口が、前月よりも1万人以上減ったことが分かりました。
東京都が公開した2021年3月1日時点の人口は「1,394万2,024人」でした。
これは、1カ月前の2月1日に比べて10,891人も少なくなっています。
東京都の人口が、前月より少ないのは8カ月連続です。
23区のすべてで人口が減った
東京都の人口減少は深刻な状況です。
人口増加が当たり前となっている区部(23区)のすべてで、前月よりも人口が減少しています。
区部では、この1カ月で9,505人も人口が減少しており、東京都全体の人口減少のほとんどを占めています。
前年に比べても人口が減少
東京都の人口は、1年前の同じ月に比べると増えているのが当たり前でした。
しかし、2021年2月は24年ぶりに前年の同じ月よりも人口が少なくなりました。
そして、3月も前年割れでした。
東京都の人口減少は、数十年に一度の異常な事態となっているのです。
「緊急事態宣言」解除の影響に注目
新型コロナウイルスの「緊急事態宣言」は、東京都では3月21日にようやく解除されました。
「緊急事態宣言」が解除されたことで、再び人口が増えていくのか、それともこのまま人口が減っていくのか、新年度を迎えた4月以降の変化が注目されます。