暑くなる前にしておきたい「エアコンの試運転」
[2021/5/5 00:00]
暑い日にいきなり動かないと困る
経産省が、本格的な夏を迎える前に「エアコンの試運転」を行なうように呼びかけています。
エアコンは、夏や冬を快適に過ごすための家電ですが、最近は夏の熱中症を防ぐための道具として注目されています。
しかし、エアコンは季節商品のため、夏の暑い日に久しぶりに電源を入れるという使い方が普通です。
そのため、故障に気がつくのも、問い合わせの多い7月~8月になり、すぐに対応してもらえないということになりがちです。
修理や買い替えがしやすい5月のうちに、エアコンを試運転しておけば、万が一、故障などがあった場合でも、すぐに対応してもらえます。
「エアコンの試運転」の手順
では、具体的にどんな手順で「エアコンの試運転」をすればよいのでしょうか。
経産省のパンフレットに従って、手順を紹介します。
- (1)電源プラグやコンセントの状態を確認する
- (2)リモコンがきちんと動くことを確認する
- (3)エアコン本体のフィルターがきれいかどうか確認する
- (4)室外機の周辺に物が置かれていないことを確認する
- (5)冷房を「16~18℃」に設定し、10分程度運転し、冷たい風が出ることを確認する
- (6)タイマーを使って、もう30分運転し、エアコンから水漏れ、異臭、異音などがないことを確認する
「エアコンの日」に試運転をする習慣を
エアコンメーカーの業界団体である日本冷凍空調工業会では、冷房シーズンに向かう立夏を「エアコンの日」、暖房シーズンに向かう立冬を「エアコン暖房の日」としています。
今年(2021年)の「立夏」は5月5日です。
新型コロナウイルス対策で、自宅で過ごしているのであれば、ついでに「エアコンの試運転」をしましょう。