夏の夜を快適に過ごすためのエアコンの設定方法

[2017/7/6 00:00]

寝室のエアコン設定方法

空調機器メーカーのダイキン工業が、「夏の夜を快適に過ごすためのエアコンの設定方法」を公開しています。

「エアコンをつけっぱなしで使う場合」と「エアコンをつけっぱなしにしない場合」の2つの設定方法がありますので、自分の好みに合わせて使い分けてください。

一晩中、エアコンをつけっぱなしの場合

タイマーを使わず、一晩中エアコンをつけっぱなしの人は、「除湿運転」が基本となります。

除湿運転で湿度を下げることにより、体温を冷やしすぎずに体感温度を下げます。

湿度が下がると、入眠直後の汗をしっかり乾かすことができるため、眠りやすい環境になります。

エアコンの機種によっては、除湿運転でも「温度」と「湿度」を設定できる場合があります。その場合は、次のように設定しましょう。

除湿運転で、温度設定ができる場合は、設定温度を「28℃以上」にします。湿度が設定できる場合は、設定湿度を「50%~60%」にします。

出典:ダイキン

エアコンをつけっぱなしにしたくない場合

エアコンをつけっぱなしにしたくない場合は、「冷房運転」と「タイマー」を組み合わせます。

タイマー運転で部屋を冷やすことで、湿度も下げます。

就寝直後の汗の量が多くなる時間帯でも、汗を乾かすことができて眠りやすい環境になります。

「切タイマー」の時間設定は「3時間」に設定します。

平均的な睡眠周期は90分で1周期と言われています。

しかし、タイマーを「1.5時間」に設定していると、深い眠りに入った最中に暑さで目が覚めてしまうことが多いという実験結果があります。

タイマーを「3時間」に設定すると余裕があるので、深いノンレム睡眠を安定的に取ることができます。

さらに、「切りタイマー」とは別に「入りタイマー」が使える場合は、起床時間にあわせて「入りタイマー」もセットします。

良い眠りだったと感じるかどうかは、目覚めたときの快適感にも影響を受けます。

入りタイマーを使うと、就寝中にかいた汗で体がべたついて、不快に感じることを避けることができて、良い眠りだったという満足感を感じやすくなります。

出典:ダイキン
[シニアガイド編集部]