新幹線も含めて、今年のお盆もガラガラ。JR6社の予約状況
「お盆期間」の鉄道予約状況
JR旅客6社が、お盆期間の指定席の予約状況を公開しています。
2021年度のお盆期間は「8月6日~8月17日」とされています。
6社とも、新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、予約が少ない状況です。
予約の件数は、2年前の同じ時期の20~30%に留まっています。
2019年度の予約席数との比較
- JR北海道 30.7%
- JR東日本 28%
- JR東海 21%
- JR西日本 21%
- JR四国 29.9%
- JR九州 23.2%
新幹線でもコロナ前の3割以下
いつも予約が取りにくい「新幹線」に限っても、2019年度に比べて30%もありません。
予約の状況は、新型コロナによる「緊急事態宣言」の影響が大きかった昨年並みか、それをわずかに上回る程度です。
2019年度の新幹線の予約席数との比較
- JR北海道 28.3%
- JR東日本 28%
- JR東海 21%
- JR西日本 21%
- JR九州 25.8%
東海道新幹線でも選び放題
現在の予約状況は、具体的にはどのような状態なのでしょうか。
ここでは、東海道新幹線を例にしてみましょう。
東海道新幹線を運営するJR東海によれば、お盆期間に予約できる新幹線の席数は「365万席」用意されています。
しかし、現在の予約は「29万席」しか入っていません。
つまり、日取りも時間も選び放題という状態です。
22日まで続く、東京の「緊急事態宣言」
今年のお盆期間の特徴は、東京に「緊急事態宣言」が出ていることです。
「緊急事態宣言」の期限は、8月22日ですから、お盆期間はすべて含まれます。
帰省を含む、お盆期間の旅行では、出発地としても、目的地としても「東京」が多くを占めています。
しかし、「緊急事態宣言」に伴い、東京都民には「県境を超える旅行は自粛してほしい」という要請が出ています。長距離の旅行を避ける人は少なくないでしょう。
また、普段ならば東京を目的地とする人も、「緊急事態宣言が出ている東京」に、わざわざ行くのは抵抗があるでしょう。
少なくとも「緊急事態宣言」が終わるまでは、鉄道の予約が取りやすい状況が続くと思われます。
お盆期間に旅行をする場合は、自分の行動によって、新型コロナを拡散してしまったり、自分が新型コロナに感染してしまうというリスクを忘れずに行動してください。