1カ月で5千人以上も減った東京都の人口

[2021/9/3 00:00]

1カ月で5千人も減少

東京都が公開した2021年8月1日時点の人口は「1,404万3,239人」でした。

これは、前月に比べて「5,907人」も減少しています。

東京都の人口は、新型コロナウイルス感染症の流行以来、減少が続いています。

直近でも、3カ月連続の減少となりました。

出典:東京都のデータをもとに編集部が作成

また、2021年4月以降は、前年の同じ月の人口を下回る状態が続いています。

出典:東京都

23区の人口が大きく減少

人口の減少は区部(23区)、市部(都下)、郡部、島部のすべての地域に及んでいます。

特に23区では「5,788人」も減っており、都の人口減少の9割以上を占めています。

そして、同じ23区内でも、人口の増減には大きな差があります。

人口が増加している区は少なく、次の4区のみです。

  • 墨田区 128人
  • 荒川区 104人
  • 文京区 101人
  • 中央区 64人

一方、人口が減少している区でも、次の2つの区は、特に大きく減っています。

  • 世田谷区 マイナス 715人
  • 大田区 マイナス 683人

このように、23区内では、都心部の人口が増え、周辺部の住宅地で人口が減る傾向にあります。

一方、都下でも、人口が増えた市と減った市があります。

町田市は626人増えましたが、小平市はマイナス115人、日野市はマイナス104人と、1カ月で100人以上減少しました。

これを見ると、23区だから人口が減る、都下だから人口が増えるという単純な形ではなく、それぞれの区や市ごとに人口の増減の理由を考える必要があることが分かります。

出典:東京都
[シニアガイド編集部]