「地域ブランド調査2021」の1位は「北海道」。市区町村は「軽井沢町」が急上昇
都道府県と市区町村の人気ランキング
調査会社のブランド総合研究所が「地域ブランド調査2021」の結果を公開しています。
これは、全国の都道府県と市区町村を対象に、その魅力度などを調査したものです。
2021年7月に行なわれたインターネット調査には、20代から70代の男女35,489人が回答しています。
都道府県は13年連続で「北海道」
都道府県の魅力度1位は「北海道」でした。
「北海道」は、2009年の調査開始以来、13年連続の1位です。
2位は「京都府」、3位は「沖縄県」でした。
4位に「東京都」、5位に「大阪府」と大都市圏も上位に入っています。
なお、すべての都道府県の順位が掲載された一覧は、こちらのページで公開されています。
「東京都」と「千葉県」の魅力度が上昇
都道府県の魅力度の“伸び”の大きさを見ています。
こちらも1位は「北海道」で、魅力度が大きく伸びています。
2位は「東京都」、3位は「千葉県」でした。
ブランド総合研究所では、東京オリンピック・パラリンピックの会場となったことで、露出が増えたことの影響ではないかとしています。
市区町村の1位は「札幌市」
市区町村の魅力度の1位は「札幌市」でした。
2位が「函館市」、4位が「小樽市」で、北海道勢の強さが目立ちます。
3位には、前回1位の「京都市」が入りました。
人気が急上昇の「軽井沢町」
市区町村の魅力度の伸びの大きさを見ています。
1位は「軽井沢町」でした。
「軽井沢町」は、昨年の20位から、8位へと急上昇しています。
ブランド総合研究所によれば、観光よりも、居住の対象として見る人が多く、移住やワーケーションの対象として人気が出ています。
軽井沢町は、独自の教育方針を掲げる幼小中一貫校の「軽井沢風越学園」が設立されたばかりで、子育て世代の注目も集めています。
2位は「宮古島市」、3位は「福岡市」でした。
コロナが流行していても訴求は必要
今回の調査では、魅力度を上げた都道府県や市区町村が多く、昨年よりも平均点が上がっています。
これは、コロナ禍で都道府県を超えた移動がままならない中で、地域への関心が高まったためでしょう。
イベントが開催できない時期でも、コロナ後の移住促進に向けて、継続的な情報発信をしていくことが重要なのです。
移住以外でも、観光客の集客や商品の販売、ふるさと納税など、将来に向けて訴求を続けるべきことは少なくありません。