東京都、飲食店でのグループ会食を「8人」まで緩和
[2021/11/28 00:00]
「4人」から「8人」へ
東京都は、12月1日から、飲食店において、一つのテーブルへ案内する1グループの人数を「8人以内」とします。
これまでは、一つのテーブルへの案内は、「4人以内」とするよう要望していました。
対象となる店舗は東京都の「感染防止徹底点検済証」の交付を受けている店舗に限られます。
点検済証を受けていない場合は、従来どおり「4人以内」に制限されます。
また、点検済証がある店舗は、酒類の販売時間に制限がありませんが、無い場合は「11時から21時まで」に制限されます。
2020年7月以来、もっとも安定した状況
東京都が、飲食店向けの要請を緩和したのは、新型コロナウイルスの感染が落ち着いた状況にあるためです。
東京都では、「感染状況」と「医療提供体制」を、それぞれ4段階で評価しています。
それが、11月25日の段階で、両方とも一番低い「グリーン」の状態になりました。
「感染状況」と「医療提供体制」の両方が最も低いレベルとなるのは、この制度が始まった2020年の7月以来、初めてのことです。
つまり、現在の東京都の新型コロナウイルスを取り巻く状況は、とても安定した状態なのです。
しかし、海外ではワクチンが効きにくいとされる「オミクロン株」が登場し、WHOにより「懸念される変異株」に指定されました。
もしかしたら、今は、次の嵐が来る前の静かな時期なのかもしれません。
感染状況が落ち着いている今こそが、飲食店で外食を楽しむチャンスなのです。