東京都、飲食店の終夜営業やカラオケを解禁

[2021/10/23 00:00]

25日から深夜営業を解禁

東京都は、2021年10月25日から、飲食店の終夜営業や、店内でのカラオケを解禁します。

東京都では9月30日に緊急事態宣言が解除されたあとも、10月24日まで「リバウンド防止措置」として、飲食店を中心に営業時間の短縮などが要請されていました。

「リバウンド防止措置」の終了後は、10月25日から11月30日までを「基本的対策徹底期間」とします。

この期間中は、「3つの密」の回避などの基本的な予防対策が要請されます。

しかし、「緊急事態宣言」や「リバウンド防止措置」に比べると制限は少なく、終夜営業やカラオケが解禁されました。

東京都の新型コロナウイルス対策が、一つの節目を迎えたことが感じられます。

同じグループは4人までに制限

「基本的対策徹底期間」内の飲食店などへの協力依頼内容は次の通りです。

「感染防止徹底点検済証」の交付を受けている場合

  • 同じグループの同じテーブルへの入店は4人以内とする
  • 営業時間や酒類の提供時間の制限はない

「感染防止徹底点検済証」がない場合

  • 同じグループの同じテーブルへの入店は4人以内とする
  • 酒類の提供は11時から21時までとする

いずれも、カラオケの利用について制限はありません。

ただし、こまめな換気やマイクの消毒など、基本的な感染防止策が要請されます。

新規陽性者数の変化に注目

今回の「基本的対策徹底期間」への移行に伴い、飲食店の営業に対する制限は、ほとんど解除されます。

しかし、注意が必要なのは、規律が緩むことによって、再び新型コロナウイルスの新規陽性者が増える可能性があることです。

10月22日現在、東京都の新型コロナウイルスの新規陽性者数は、減少を続けています。

これが、再び増加に転じるタイミングに注目すべきでしょう。

なお、都民に対しては、引き続き、感染防止策を徹底することが要請されています。

マスクを着用し、必要なとき以外は、混雑している場所や時間を避けて行動してください。

[シニアガイド編集部]