新型コロナ「濃厚接触者」の自宅待機期間を短縮。一般は「10日間」、医療関係者は「6日間」

[2022/1/16 00:00]

濃厚接触者の待機期間を短縮

厚労省は、新型コロナウイルス感染症の「濃厚接触者」に求められている自宅などでの待機期間を短縮しました。

これまで、「14日間」とされてきた、待機期間が「10日間」になります。

さらに、医療関係者などは「6日間」に短縮されます。

すでに厚労省からは通知が発せられており、1月15日から順次実行されます。

一般は「10日間」、医療関係者などは「6日間」

新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が出ると、家族や会食をともにした人などが「濃厚接触者」として指定されます。

そして、感染拡大を防ぐために、「濃厚接触者」は、自宅やホテルでの待機を求められます。

待機する期間は、これまで「14日間」でしたが、今回から「10日間」に短縮されました。

これは、オミクロン株の潜伏期間がこれまでの変異株よりも短く、10日を超えることは極めて稀であるということが判明したためです。

また、医療関係者など社会を維持するために必要な職種の場合、PCR検査の結果が陰性であれば「6日間」になりました。

医療現場で大量発生する濃厚接触者

濃厚接触者の待機期間が短縮された理由の1つに、医療体制の維持があります。

一例として沖縄県の現状を見てみましょう。

沖縄県によれば、1月10日の時点で、コロナ患者の入院治療をしている医療機関だけで、9人の医師と83人の看護師が新型コロナウイルスに感染して休職しています。

そして、職場の同僚が「濃厚接触者」となったため、医師と看護師だけで318人、その他の事務職員などを含めると、483人が働くことができなくなっています。

これだけ多くの医療関係者が、一度に働けなくなってしまうと、患者を受け入れることが難しくなります。

そのため、医療関係者などの「社会機能維持者」については、「6日目にPCR検査を受けて陰性であること、または6日目と7日目に抗原検査を受けて陰性であること」を条件に、待機期間が短縮されました。

なお、“エッセンシャルワーカー”とも呼ばれる「社会機能維持者」は、国の「基本的対処方針」によって指定されています。

具体的には、医療関係者や警察/消防を始め、電気/ガス/水道の生活インフラ関係など、多くの職種に及んでいます。

どうすれば社会が維持できるかを考えなければならない段階

1月初旬から始まったオミクロン株による流行は激しく、その影響は全国で広がっています。

今回の待機期間の短縮は、オミクロン株への対応が、どうすれば社会が維持できるかという、危険な段階に入ったことを示しています。

新型コロナウイルスに感染しないように、これまで以上に配慮して行動してください。

[シニアガイド編集部]