26年ぶりに人口が減少した東京都。12月だけで「9,872人」も減少
[2022/2/7 00:00]
8カ月連続で減少した都の人口
東京都が公開した、2022年1月1日時点の人口は「1,398万8,129人」でした。
12月の1カ月間だけで、「9,872人」も人口が減りました。
人口の減少は2021年5月から8カ月連続となります。
1年間で5万人近い減少
1年前の2021年1月1日には、東京都の人口は「1,403万6,721人」でした。
つまり、2021年の1年間で、東京都の人口は「4万8,592人」も減っています。
東京都の人口が減少したのは、1996年以来26年ぶりのことです。
人口の減少は「23区」が中心
この1年間の人口の動きを地域別に見てみましょう。
1月1日時点の「区部(23区)」の人口は「967万1,141人」でした。
これは1年前と比べて4万9,891人減少しました。
新型コロナウイルス感染症の「緊急事態宣言」が続いた、この1年間で、いかに多くの人口が流失したかが分かります。
同じく、「郡部」は416人、「島部」は374人の減少でした。
一方、「市部」は2,089人の増加となっています。
23区で人口が増加したのは「中央区」「台東区」「墨田区」の3つだけです。
しかし、市部では「武蔵野市」を始め13の市で人口が増えています。
人口の回復は4月と5月で決まる
東京都の人口は、例年、4月から5月にかけて、進学や就職で上京した人が定住することで増えています。
2022年も、例年と同様に社会増があるかどうかで、人口の増減が決まります。
そのためには、「まん延防止等重点措置」が「緊急事態宣言」に進まずに、早めに解除されることが重要でしょう。