都民の80人に1人は「新型コロナ」で療養中。流行のピークは2月中旬!?

[2022/2/14 00:00]

都民の80人に1人が新型コロナに

東京都における新型コロナウイルス感染症の流行が止まりません。

2月9日時点で、検査が陽性となり、療養中の人は「16万9,697人」に達しました。

東京都の人口は「約1,400万人」ですから、都民の80人に1人は、新型コロナに感染して療養していることになります。

これだけ多ければ、周囲の誰かが感染していても不思議ではありません。

出典:東京都

95%の人は「自宅療養」になる

新型コロナで療養中といっても、病院に「入院」している人は2%しかいません。

また、都が借り上げたホテルで療養している「宿泊療養」も3%しかいません。

つまり、検査が陽性になっても、95%の人は、自宅で療養しているのです。

これは、症状が軽い人が多いことが最大の理由です。

出典:東京都のデータをもとに編集部が作成

新型コロナによる入院患者数は4千人を超えて、「第5波」のピークに近い状態です。

すでに、簡単に入院できる状況ではありません。

それは、入院が検討されていても自宅待機になっている「入院・療養等調整中」の人が多いことでも分かります。

いま、新型コロナに感染すると、ほとんどが「自宅療養」となり、自分自身で病状を管理する羽目になると覚悟しておきましょう。

出典:東京都

ピークは2月中、流行は3月まで続く

では、この東京都の流行はいつまで続くのでしょうか。

2月9日時点の、過去7日間の新規陽性者の平均は「17,686人/日」でした。

これは前の週に比べて、110%の増加率となります。

つまり、前の週よりも1割ほど増えています。

東京都の増加率は一時は1,000%を超えていましたが、ここ数週間で大きく下がりました。

出典:東京都

増加率が100%を下回ると、新規陽性者が減少します。

つまり、「第6波」がピークを迎え、流行が終わりに向かうことになります。

ここ数日の新規陽性者数は、前の週の同じ曜日よりも少なくなっています。

このまま行けば、2月の中旬に「第6波」はピークを迎えて、流行の収束に向かうでしょう。

ただし、流行がピークを迎えても、すぐに終わるわけではありません。

少なくとも「3月上旬」、流行のぶりかえしがあったら「3月中旬~3月下旬」まで、第6波は終わらないと思っていれば良いでしょう。

現在、「まん延防止等重点措置」は3月6日で終了の予定ですが、再び延長される可能性もあると考えておきましょう。

出典:東京都
[シニアガイド編集部]