都民の80人に1人は「新型コロナ」で療養中。流行のピークは2月中旬!?
都民の80人に1人が新型コロナに
東京都における新型コロナウイルス感染症の流行が止まりません。
2月9日時点で、検査が陽性となり、療養中の人は「16万9,697人」に達しました。
東京都の人口は「約1,400万人」ですから、都民の80人に1人は、新型コロナに感染して療養していることになります。
これだけ多ければ、周囲の誰かが感染していても不思議ではありません。
95%の人は「自宅療養」になる
新型コロナで療養中といっても、病院に「入院」している人は2%しかいません。
また、都が借り上げたホテルで療養している「宿泊療養」も3%しかいません。
つまり、検査が陽性になっても、95%の人は、自宅で療養しているのです。
これは、症状が軽い人が多いことが最大の理由です。
新型コロナによる入院患者数は4千人を超えて、「第5波」のピークに近い状態です。
すでに、簡単に入院できる状況ではありません。
それは、入院が検討されていても自宅待機になっている「入院・療養等調整中」の人が多いことでも分かります。
いま、新型コロナに感染すると、ほとんどが「自宅療養」となり、自分自身で病状を管理する羽目になると覚悟しておきましょう。
ピークは2月中、流行は3月まで続く
では、この東京都の流行はいつまで続くのでしょうか。
2月9日時点の、過去7日間の新規陽性者の平均は「17,686人/日」でした。
これは前の週に比べて、110%の増加率となります。
つまり、前の週よりも1割ほど増えています。
東京都の増加率は一時は1,000%を超えていましたが、ここ数週間で大きく下がりました。
増加率が100%を下回ると、新規陽性者が減少します。
つまり、「第6波」がピークを迎え、流行が終わりに向かうことになります。
ここ数日の新規陽性者数は、前の週の同じ曜日よりも少なくなっています。
このまま行けば、2月の中旬に「第6波」はピークを迎えて、流行の収束に向かうでしょう。
ただし、流行がピークを迎えても、すぐに終わるわけではありません。
少なくとも「3月上旬」、流行のぶりかえしがあったら「3月中旬~3月下旬」まで、第6波は終わらないと思っていれば良いでしょう。
現在、「まん延防止等重点措置」は3月6日で終了の予定ですが、再び延長される可能性もあると考えておきましょう。