新型コロナワクチン、3回目の接種が人口の10%を超える

[2022/2/17 00:00]

10%を超えた「ブースター接種」

新型コロナウイルス感染症の3回目のワクチン接種率が10%を超えました。

首相官邸によると、2月15日時点の3回目の接種回数は「1,303万回」でした。

全国の総人口に対する接種率は「10.3%」になります。

少ないと言われていた接種回数も、1日100万回を超えました。

“ブースター接種”とも呼ばれる3回目のワクチン接種は、2月中旬になって、ようやく加速した始めたのです。

出典:首相官邸のデータをもとに編集部が作成

接種率が高い県と低い県では2倍以上の差がある

3回目の接種率は、都道府県によって大きな差があります。

一番多いのは「佐賀県」でした。

接種率が高い県の上位5つは、次の通りです。

  • 佐賀県 15.6%
  • 岡山県 14.9%
  • 山口県 13.8%
  • 岐阜県 13.7%
  • 和歌山県 13.0%

逆に接種率がもっとも低いのは「秋田県」でした。

秋田県の接種率は7.1%で、佐賀県の15.6%とは2倍以上の差があります。

  • 秋田県 7.1%
  • 神奈川県 7.8%
  • 新潟県 8.1%
  • 北海道 8.5%
  • 青森県 8.6%

大都市圏の接種率は低い

また、人口が多い大都市圏では、3回目の接種率が低くなっています。

全国平均を上回っているのは、一都三県では「東京都」、関西圏では「和歌山県」と「奈良県」だけです。

一都三県

  • 東京都 10.6%
  • 埼玉県 9.7%
  • 千葉県 9.6%
  • 神奈川県 7.8%

関西圏

  • 和歌山県 13.0%
  • 奈良県 11.6%
  • 兵庫県 10.0%
  • 滋賀県 9.5%
  • 京都府 9.0%
  • 大阪府 9.0%

繰り上げが進んでいるので早めの接種を

3回目のワクチン接種の時期は、2回目の接種が終わってから「8カ月後」で開始されました。

しかし、「第6波」の流行を受けて、接種は前倒しされました。

現在は、追加接種の予約枠に空きがあれば、前倒しで3回目のワクチン接種を受けられるようになりました。

接種の条件は、「18歳以上で、2回目の接種から6カ月以上経過している」ことです。

さらに、3月からは、高齢者は「6カ月後」、64歳以下は「7カ月後」に繰り上げられます。

3回目の接種条件を満たしている方は、できるだけ早い時期の接種を検討してください。

[シニアガイド編集部]