1月も7千人以上減った東京都の人口
[2022/3/2 00:00]
減少が続く東京都の人口
東京都の人口が、2020年1月の1カ月間で7千人以上も減ったことが分かりました。
2022年2月1日時点の人口は「1,398万485人」でした。
前の月に比べて「7,644人」減っています。
東京都の人口の減少は、2021年5月から9カ月連続となります。
「市部」の人口も減り始めた
1月に減った7千人のうち、「区部(23区)」が7割、「市部」が3割を占めています。
ここしばらくの人口の減少は、区部が中心でしたが、市部の割合も増えてきました。
都心の区は人口が増加
1月に人口が増えた区市町村は、「区部」に6つ、「島部」に1つで、7つしかありません。
区部で人口が増えているのは、都心部の区が中心で、周辺部は減っています。
「市部」と「郡部」は、すべての市町村で人口が減っています。
新型コロナの流行が4月まで続くと危険
東京都の人口は、1年前に比べて4万8千人も減っています。
人口減少の原因は、新型コロナウイルス感染症です。
感染対策として「まん延防止等重点措置」や「緊急事態宣言」が行なわれるたびに、人口が減少しています。
現在、東京都では3月6日までの予定で、「まん延防止等重点措置」が行なわれていますが、これが延長されると、新年度に上京する人が減ってしまいます。
例年、人口が増加する4月に備えて、3月中に新型コロナの流行を抑えることが、東京都の人口を維持することに直結しているのです。