東京都民の平均年齢は「45.51歳」。西に行くほど高くなる

1,400万都民の平均年齢
東京都には、約1,400万人の都民がいます。
では、その都民の平均年齢は何歳でしょうか。
また、平均年齢が高い区市町村と、低い区市町村は、どこでしょう。
2022年1月1日時点の住民基本台帳をもとに紹介します。
都民の平均年齢は「45.51歳」
次に平均年齢を見てみましょう。
東京都民の平均年齢は「45.51歳」でした。
性別で見ると、男性が「44.21歳」、女性が「46.76歳」で、男性が少し低くなっています。
地域別で見ると、東寄りの「区部」が低く、「市部」「町村部」と、西へ行くほど高くなっていきます。
東京都の平均年齢は「西高東低」なのです。

平均年齢が一番高いところ、低いところ
次に区市町村単位の平均年齢を見てみましょう。
平均年齢が一番低いのは区部ではなく、人口が少ない「御蔵島村」の41.45歳でした。
そして、「中央区」の42.11歳、「千代田区」の42.33歳と続きます。
一方、平均年齢が一番高いのは「檜原村」の60.58歳でした。
そして、「奥多摩町」の59.30歳、「新島村」の54.11歳と続きます。
人口ピラミッドのピークは40代後半
都民の平均年齢は分かりました。
では、年齢別の分布はどうなっているのでしょうか。
年齢の分布を、人口ピラミッドで見てみましょう。
東京都の人口ピラミッドのピークは40代後半でした。
平均年齢と、ほぼ同じ位置にピークがあります。
また、65歳以上の「老年人口」を見ると、70代前半にピークがあります。
これは戦後のベビーブームによる「団塊の世代」です。
人口ピラミッドのタイプとしては、15歳未満の「年少人口」が少ない「壷(つぼ)型」です。
このタイプでは、将来的に人口の減少が避けられません。
東京都も少子高齢化から逃れることはできていないのです。

東京以外の県の平均年齢
最後に全国の県単位の平均年齢を見てみましょう。
2020年の国勢調査によれば、日本全国の平均年齢は「47.6歳」でした。
ほとんどの県では、平均年齢が40代ですが、50歳を超えている県もあります。
- 秋田県 52.9歳
- 高知県 51.3歳
- 青森県 50.8歳
- 岩手県 50.6歳
- 山形県 50.5歳
- 徳島県 50.5歳
- 山口県 50.4歳
- 和歌山県 50.2歳
- 島根県 50.1歳
- 愛媛県 50.0歳
一方、平均年齢が低い県では45歳を切っています。
- 沖縄県 43.5歳
- 東京都 45.3歳
- 愛知県 45.6歳
- 滋賀県 45.9歳
- 神奈川県 46.5歳
- 埼玉県 46.8歳
- 福岡県 46.7歳
その県の平均年齢は、県の文化や雰囲気にも影響します。
転勤や移住で住む場所を決める場合は、転居先の地域の平均年齢を調べると、その土地を知る参考になるでしょう。