東京都民の平均年齢は「45.51歳」。西に行くほど高くなる

[2022/3/28 00:00]

1,400万都民の平均年齢

東京都には、約1,400万人の都民がいます。

では、その都民の平均年齢は何歳でしょうか。

また、平均年齢が高い区市町村と、低い区市町村は、どこでしょう。

2022年1月1日時点の住民基本台帳をもとに紹介します。

都民の平均年齢は「45.51歳」

次に平均年齢を見てみましょう。

東京都民の平均年齢は「45.51歳」でした。

性別で見ると、男性が「44.21歳」、女性が「46.76歳」で、男性が少し低くなっています。

地域別で見ると、東寄りの「区部」が低く、「市部」「町村部」と、西へ行くほど高くなっていきます。

東京都の平均年齢は「西高東低」なのです。

出典:東京都のデータをもとに、編集部が作成

平均年齢が一番高いところ、低いところ

次に区市町村単位の平均年齢を見てみましょう。

平均年齢が一番低いのは区部ではなく、人口が少ない「御蔵島村」の41.45歳でした。

そして、「中央区」の42.11歳、「千代田区」の42.33歳と続きます。

一方、平均年齢が一番高いのは「檜原村」の60.58歳でした。

そして、「奥多摩町」の59.30歳、「新島村」の54.11歳と続きます。

人口ピラミッドのピークは40代後半

都民の平均年齢は分かりました。

では、年齢別の分布はどうなっているのでしょうか。

年齢の分布を、人口ピラミッドで見てみましょう。

東京都の人口ピラミッドのピークは40代後半でした。

平均年齢と、ほぼ同じ位置にピークがあります。

また、65歳以上の「老年人口」を見ると、70代前半にピークがあります。

これは戦後のベビーブームによる「団塊の世代」です。

人口ピラミッドのタイプとしては、15歳未満の「年少人口」が少ない「壷(つぼ)型」です。

このタイプでは、将来的に人口の減少が避けられません。

東京都も少子高齢化から逃れることはできていないのです。

出典:東京都

東京以外の県の平均年齢

最後に全国の県単位の平均年齢を見てみましょう。

2020年の国勢調査によれば、日本全国の平均年齢は「47.6歳」でした。

ほとんどの県では、平均年齢が40代ですが、50歳を超えている県もあります。

  • 秋田県 52.9歳
  • 高知県 51.3歳
  • 青森県 50.8歳
  • 岩手県 50.6歳
  • 山形県 50.5歳
  • 徳島県 50.5歳
  • 山口県 50.4歳
  • 和歌山県 50.2歳
  • 島根県 50.1歳
  • 愛媛県 50.0歳

一方、平均年齢が低い県では45歳を切っています。

  • 沖縄県 43.5歳
  • 東京都 45.3歳
  • 愛知県 45.6歳
  • 滋賀県 45.9歳
  • 神奈川県 46.5歳
  • 埼玉県 46.8歳
  • 福岡県 46.7歳

その県の平均年齢は、県の文化や雰囲気にも影響します。

転勤や移住で住む場所を決める場合は、転居先の地域の平均年齢を調べると、その土地を知る参考になるでしょう。

[シニアガイド編集部]