「2022年版 住みたい田舎ベストランキング」
[2022/1/5 00:00]
アンケートをもとに田舎暮らしに向いた自治体を評価
宝島社が発行する月刊誌「田舎暮らしの本」が、「2022年版 住みたい田舎ベストランキング」を公開しています。
このランキングは、移住定住の促進に積極的な市町村を対象に、移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などを含む272項目のアンケートを実施し、751の自治体の回答をもとに、田舎暮らしの魅力を数値化したものです。
2021年版では、移住を考える際、希望する“まち"の規模を選択できるよう、人口によって5つのグループに分けています。
- 1万人未満
- 1万人以上3万人未満
- 3万人以上5万人未満
- 5万人以上20万人未満
- 20万人以上
さらに、移住希望者のニーズに合わせて、3つの部門ごとにランキングを行なっています。
- 【若者世代・単身者が住みたいまち部門】
- 【子育て世代が住みたいまち部門】
- 【シニア世代が住みたいまち部門】
この記事では、それぞれ【若者世代・単身者】、【子育て世代】、【シニア世代】と略しています。
それぞれのランキングの詳細は、「田舎暮らしの本」2022年2月号に掲載されています。
1万人未満のランキング
人口が「1万人未満」の移住先では、北海道 沼田町が【若者世代・単身者】と【シニア世代】で1位となりました。
沼田町には、次のような特徴があります。
- 旭川は生活圏。札幌は日帰り圏
- 役場、学校、駅などが500m圏内のコンパクトタウン
- 妊娠・出産、子育て、教育に手厚い支援
- 住宅取得の助成が充実
また、【子育て世代】では、島根県 飯南町が1位となりました。
1万人以上3万人未満のランキング
人口が「1万人以上3万人未満」の移住先では、大分県 豊後高田市が、3部門とも1位となりました。
豊後高田市には、次のような特徴があります。
- 173項目の移住・定住支援で、子どもからシニア世代まで住みよい環境を提供
- 楽しい暮らしサポーターズ事務局や、NPO法人アンジュ・ママンをはじめ、市民による活動が盛ん
- 千年の歴史と仏教文化が彩る国東半島に位置し、泉質の異なる6カ所の温泉も
3万人以上5万人未満のランキング
人口が「3万人以上5万人未満」の移住先では、島根県 雲南市が【若者世代・単身者】と【子育て世代】で1位となりました。
雲南市には、次のような特徴があります。
- 県都の松江市や出雲大神宮のある出雲市へ車で30分ほどと、都市部に近接
- 古墳や出雲神話にちなんだ名所が点在し、日常のなかで古代ロマンに触れられる
- 子どもから大人まで「チャレンジしやすさ日本一」の環境整備に取り組んでいる
【シニア世代】では、大分県 臼杵市が1位となりました。